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ひとりじゃない。原稿の悩みを共有することで更なる高みを目指す【sentence YMO会レポート】

「もっと的確に表現できる言葉はないだろうか」
「この文章で本当に読者に伝わるんだろうか」
「どう直したら良いか分からないけど、なんかモヤモヤする」

ひとりで原稿に向かい合っていると、糸口が見えずに手が止まってしまうことがあります。(いや、ありますどころか、ほとんどいつもですが...)

でも、今までモヤモヤした悩みを相談できる場所はなかったので、たくさんの悩みを積み重ねて、解決方法をネットで検索して。見つからずにモヤモヤが晴れないまま次の原稿に取り掛かる。そんな日々の繰り返しでした。

こうした悩みを共有し、あーでもないこーでもないとより良い原稿にするために意見を出し合えたら。

そう思っていた矢先に始まった、原稿を相互に読み合い、各々フィードバックをする「YMO会」。先日、参加している「書く」を学び合い、「書く」と共に生きたい人の共同体 "sentence" さんで開催されたので、お邪魔してきました。

YMO会とは?
完成原稿における「Y・M(佳き・モヤっと)ポイント」を複数人で見つけ合ってディスカッションを行ない、最終的にそれぞれが今後の執筆での成長課題「O(推して参る)ポイント」を策定することで、みんなでスキルを高めていく会です。

締めで、分かりやすい綺麗事に逃げない

sentenceさんのYMO会は、2本の原稿をGoogleドキュメントで事前に共有し、Y=佳き・M=モヤッとポイントを書き込み。その上で、当日みんなで話し合っていくスタイルでした。

1本目は、運営メンバーが書いた取材記事。風景が目の前に広がる情景描写から入り、そこに書き手の主観が加わって、ぐっと引き寄せられる導入にみんな膝を打つばかり。

取材相手が登場するときにはその人らしい挨拶を入れることで人柄を表現。他の参加者から「私だったら削ってしまいそうな箇所なので、勉強になった」との声もあがっていました。

その中で、「長文を書いていると最後には疲れてきて、つい分かりやすい綺麗事で終わらせてしまうことがある」という話に。運営メンバーの一人は、編集者から「まとめで気を抜くだけで、原稿全部がだめになる」と言われたことがあると話してくれました。これを防ぐにはどうしたら良いかを悩んでいたら、参加者から「私は後ろから読み返しますよ」との声も出てきました。

普段は別々で活躍している人たちが、お互いのやり方や気をつけていることを共有し合う。原稿の質を高めるだけでなく、書き手としての姿勢も学ぶことができた時間でした。

制約がある中でも最高をつきつめる

2本目は、私が提出したテーマ・構造・一段落あたりの文字数が決まっているインタビュー記事。

事前の共有から、「この段落だけ少し浮いてしまっているような気がする」「話のボリュームが並列になっているので、記事の主軸が見えにくいかも」といった意見も出ていました。そこから、参加者のひとりが「論を整理して強弱をつけることでもっと伝わる文章になるかも」と改善策を提案。

その後、「読者が何を求めているかから企画・取材・構成ができると良いよね」といった先輩ライターさんや現役で活躍される編集者さんからの貴重なアドバイスもたくさんいただきました。

最後は、企画や構造が最初からしっかりと決まっている中で、最高をつきつめる難しさの話に。構造が決まっている中でも改善すべき点はまだたくさんあり、最後まで諦めずに追い求めていくことができる、勇気をもらえる時間でした。

仲間がいるからこそ、諦めずに追求できる

YMO会に参加してみてまだ数回ですが、驚いたことは仕事以外にも文章の質を追求できる仲間がいることです。

もちろん原稿と向き合うときは一人です。それは変えようもない事実。その後に介在するのは、編集者さんだけ。お互いの認識をすり合わせて記事を完成させます。

でも、YMO会があれば完成させた先にも、もっと別の可能性はなかったかと一緒に考えてくれる仲間がいる。

それだけで心強く、諦めたくないと思えるような気がするのです。

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