何をすれば良いかわからず、途方にくれた5か月目。
始まりの月、4月。
多くの企業で年度が変わり、学校では入学式や始業式が行われる。
そんななか、わたしはひとり途方にくれていた。
アシスタント業務がたぶん一区切りを迎えた。ひとりで世間に出たときに、何を、どこからやれば良いのか全くわからなかった。
ただただ準備不足だった自分をうらんだ。とりあえず目下の生活費を稼がなければと、クラウドソーシングを再開させてみたり、アルバイトを始めてみたり、オンライン秘書なるものに登録しようとしたりと焦りながら動いていた。完全に目標を見失っていた。
クラウドソーシングで文字起こしを10時間かけてやって手取が800円と知ったときにようやく我にかえった。
「わたしはこれをやりたかったんだっけ?」と。
もともと会社を辞めるときに一年間は無職でも生きていけるだけの金額は貯めておいた。それはやりたいことに目を瞑り、目下のお金を稼ぐことを目的としないためだった。
GWを終え、いま一度考え直してみると、やっぱりまずは足場を固めることを優先させようと思った。できる範囲を増やし、質をあげる。一緒に動かせてもらった4ヶ月でフリーランスとしての動き方や仕事の流れはみせてもらったし、いろいろと教えてもらった。あとはこれから自分でどうやって動いていくかで道は変わってくるはず。
直接的な仕事は減ったけど、いまの状況が良い機会になった気がする。このままアシスタントが長引いていたら、たぶん変わらずに金食い虫になってしまっていたと思う。質は上がったとしても、自分で仕事をとるやりかたは知らなかったかもしれない。
仕事のとりかたも、質の上げ方も、自分次第。過去の繋がりをフル活用して知り合いと再度繋がりながら、オンラインで質をあげるチャンスをたくさん獲得して。
最近、停滞気味と言われてしまったので、本腰据えて動いていきます。
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