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【ワントーーク!第1回】特別編 久山浩司校長

麻雀スクールOne Gameに関わるプロのお話を聞く『ワントーーク!』、第1回は特別編として校長・講師の久山浩司プロにお話をうかがいました。
久山プロがスクールに込めた想いや現状、今後の目標などなど、熱い想いを語っていただきました!

久山浩司
麻雀スクールOne Game代表。日本プロ麻雀連盟25期生。
好きな牌は【ウーピン】 好きな役は【面前ツモ】
久山 浩司👨‍🏫(@Koji_Hisayama)さん / X (twitter.com)


「結果にコミットする」!?
少人数制・撮影環境ありの麻雀スクール


――まず『One Game』について教えてください

久山校長:少人数での講義・実技により、効率的な麻雀のスキルアップを目指すスクールです。全自動卓3卓のみの小さなスクールですが、これはしっかりと生徒さんたちに向き合い、丁寧に指導するためにあえて小規模にしています。
撮影できる卓もあるため、対局を撮影し、その後映像を見ながらプロライセンスを持つ講師から解説やアドバイスをもらえたり、自宅に帰った後に自分の対局を振り返れたりと「ただ何となく講義を聞いて、打って終わり」にならない環境になっています。(注:撮影・振り返りを含まない講義もあります)
ホームページでは「結果にコミットした麻雀トレーニングジム」と説明させてもらってます(笑)。

――なんだかどこかで聞いたことあるフレーズですね(笑)
  結果にコミットするために、講師はすべて麻雀プロの方なんですね?

久山校長:そうですね。僕自身もプロライセンスを持っていますし、特別講師としてMリーガーである内川幸太郎プロや勝又健志プロ、ネット麻雀や配信でも人気の齋藤豪プロや朝倉康心プロなど、今までで20人以上のプロに来ていただいています。
先ほども話した通り、講義を聞くだけでなくその場で打ってプロから直接アドバイスをもらえる環境になっていますので、ダイレクトにプロの思考を吸収することができます。
生徒さんから「推しに麻雀を教えてもらえるなんて…」という声もいただいています(笑)。

――夢のような環境ですね(笑)
生徒さんは初心者の方が多いのでしょうか

久山校長:いろんなレベルの方がきてくださいますが、人数的には初心者の方が多いですね。やはりMリーグの影響は大きいと感じていて、「打てないけど面白いから見ていた」というところから「打ちたくなった」という感じで来てくださる方は多いと思います。
昨年好評で今年第2弾を開催した内川プロの「1から麻雀を覚える勉強会」は、その名の通りルールを覚えるところから、という初心者向けの講義です。

▲撮影卓の映像をあとから振り返ることができる

生徒の3割強が女性、初心者レベルからプロ試験に合格した人も


――生徒さんの男女比はどのような感じですか?

久山校長:講義によって結構ばらつきはありますが、トータルで見ると男性7割弱、女性3割強といったところでしょうか。

――なんとなく麻雀というと男性の趣味なイメージがあったのですが、女性もかなり多いですね

久山校長:内川プロの「1から麻雀を覚える勉強会」の生徒さんは全員女性でした。昨年開催分も男性は1割程度と、女性の多い講座でしたね。内川プロのファン層と完全初心者向けだったというのもありますが、麻雀ファンの裾野が広がっていっているな、と感じています。
とはいえ勝又プロの講義は男女半々くらい、魚谷侑未プロや和泉由希子プロなど女性プロや天鳳位の齋藤プロや朝倉プロの講義だと男性が多いなど、ほんとにまちまちですね。

――やはり生徒さんは、「プロのファンで講義を受けにくる」という感じなのでしょうか

久山校長:初心者の方のきっかけとしてはそれが一番多いと思います。ただそこで「やっぱり麻雀って面白い、もっと強くなりたい」と思って別のプロの方の講義や僕がやっている通常講習、土日に開催している初心者向けの麻雀大会やリーグ戦に来てくれる人もかなりいます。
麻雀ってやってみるとほんと面白いんですよね(笑)。

――すごくよくわかります(笑)

久山校長:はじめて『One Game』に来たときは本当に初心者だったのに、そこからしっかりと麻雀を学んでプロ試験に合格した人も結構います。『One Game』で学んでプロ試験に合格した人はざっくり10人はいますね。
もちろん他でも勉強されているので、「One Gameで学んだらプロになれた!!」ということではないのですが、少しは役に立てたかなと、やっぱりちょっとうれしいですね(笑)。
先日『One Game』に初ゲストに来てくれた秋場みなみさんは、ルールが完璧でない、点計算ができないというレベルから通い始めて1年半くらいでプロ試験に合格しました。
スタッフになってくれた鳴海拓斗くんも「仲間内では打ってる」というレベルから1年ちょっとくらいでプロになりました。
やはり麻雀が強くなるためには、学習環境が大事だなということを年々実感していますね。

▲牌の種類がわからない人でも参加OK!内川プロの勉強会

必要なのは「雇用」と「学習環境」――
「誰もが楽しく麻雀を学べる場所」を作りたい


――「麻雀スクール」をはじめようと思ったきっかけを教えてください

久山校長:僕は幼いころから麻雀に触れていて、いろんな人が麻雀で勝ったり負けたりするのを見てきたのですが、その中でやっぱり周りよりうまく打てなくて悪態をついたり、大負けしてがっくりと肩を落として帰ったり、負の感情を大いに出す人もいっぱい見てきたんですよね。
また、どうしても「麻雀」と聞くと、治安の悪いイメージというか、そういうマイナスイメージを持つ人も多いゲームで。
でも麻雀って本来、誰でも楽しめるものすごく面白い知的ゲームなんですよ。
「麻雀というゲームの面白さをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうしたらいいか」と考えたときに、必要なのは「雇用」と「学習環境」だと思って、どちらも実現できるのは「本気で麻雀を学べる場所を作ること」だな、と思ったのが最初ですね。

――「雇用」と「学習環境」ですか

久山校長:はい。まずは今活躍しているプロが食べていけないと始まらないですよね。
とはいえ「麻雀プロ」として、それだけで食べていける人って本当に一握りで、いや一つまみくらいかな…本当に少ないんですよ。ほとんどの人は別の収入源があって生活しています。でもそうすると、麻雀を勉強するのに割ける時間というのは必然的に少なくなりますよね。
逆に「麻雀プロとして働ける環境」があれば、麻雀のことを考えながらお金を稼げるわけです。初心者さん相手の講義をするにしても、「この場合はどう打ったらいいですか?」と質問があればプロは自分の知識をフルに使って考えます。すぐに答えが出せそうな場面もあれば、実際自分がその席に座っていてもかなり迷うような場面もある。サラリーマンをしてお給料をもらうよりは麻雀講師をするほうが、働く時間も「麻雀プロとしての力になる時間」になり、強くなる近道になるんじゃないかなと。
強いプロが多くなればなるほど、面白い試合が増えて、それを見る人が増えて、そこにあこがれる人が増えますよね。そして学びたい人が増えると…

――よい「学習環境」が欲しくなりますね

久山校長:ですよね。このいい形の循環が作れるのが麻雀スクールだなと。
麻雀は絶対に学べば強くなります。将棋や囲碁と違って毎局配牌も山にある牌も違いますし、点数状況や周りの切る牌で状況は変わっていくわけですが、いろんな条件でいろいろな選択肢の中から一打一打選択して打っていきます。その時に何を基準に判断するのか、まずは知識がないと判断できませんよね。
今は昔に比べて麻雀が学びやすい環境になったと思います。戦略本や初心者向けのドリルのようなものもたくさん出てますし、プロの試合の配信もありますし、それを解説する配信をしているプロも増えました。
麻雀アプリもたくさんあって、実際にメンツがそろわなくても全国、いや別の国の人とも打てますし、あとから自分が打った牌譜を見ることもできます。
それでも「一人で学ぶ」ということは難しい…というか、そこまでストイックにできる人って少ないと思うんですよね。初めて学ぶにしてももっと上を目指すにしても、僕は「学ぶ」って「楽しさ」がないと続かないと思っていて。僕の中で、「楽しく学ぶ」ためには、いい先生や仲間が必要だなと。

という感じでいろいろ考えた結果、今のスクールになりました。
自画自賛になってしまうかもしれませんが、講師のみなさんや生徒さんのおかげで「誰もが楽しく麻雀を学べる場所」は実現できてきたんじゃないかなと思っています。

――手ごたえを感じてらっしゃるということですね

久山校長:2021年の11月に開校してもうすぐ2年たつのですが、おかげさまで勉強会の告知をするとすぐに予約が入ってくる、という感じになっています。

目標は全国展開!
もっともっと麻雀の楽しさを伝えたい!


――今後の目標など教えてください。

久山校長:X(旧・Twitter)のプロフィールにもスクールのホームページにも書いているのですが、麻雀を覚えるための環境を全国に作っていきたいです。
今この秋葉原で手ごたえを感じてきていますので、最終目標への足掛かりとして2店舗目を検討するのか、もっと広く全国の人とつながるためにオンラインに力を入れるのか、いろいろと考えているところです。

僕は、麻雀はもっといろんな人を魅了できるゲームだと思っているので、もっともっと広がる可能性を持ってると思うんです。今までなかなか広がっていかなかったものが、Mリーグの追い風を受けて今広がってきていると感じます。もし志を同じくして「麻雀を広めたい」と思っている方がいらっしゃったら、是非声をかけていただきたいです。
そして「麻雀を学びたい!」と意欲のある方も、初心者大歓迎ですのでスクールに足を運んでみてほしいです。

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ワントーーク!』第1回は特別編として校長・講師の久山浩司プロのお話をお届けしました。
久山校長の熱い想いの詰まった麻雀スクール『One Game』は初心者、女性大歓迎です!
気になる方は是非、『One Game』のホームページやTwitter(X)をチェックしてくださいね。

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