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飼い主さんはどっちにつくか

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から、比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び、辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

いつもご利用ありがとうございます。
One for Dog の齋藤です。
この内容はラジオ放送「One for Dog Radio」で音声コンテンツとしても配信しています。"音声派"の方はそちらからもお楽しみいただけます。

早速ですが本題です。

「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがあります。

犬は人間(=飼い主)に従い、 猫は住み着いた場所に執着する…というたとえなわけですが、最近はこの通説が崩れているんだとか。

では、そもそもこの言い表しの根拠はどこにあるのでしょう。
そこで今回は、犬が人につき猫が家につくようになった由来をお話したいと思います。

犬と猫の祖先はもともと同じ動物でした。
#ミアキスと言うよ
#6500万年前に生息していたよ

そのミアキスが草原で進化したのが犬であり、森で進化したのが猫です。
#ここテストに出ます

この選択がとても重要で、草原で暮らしたミアキスの獲物はバイソンなどの大型草食動物でした。
小柄なミアキスひとりでは狩りを成功させることが出来なかったため、集団で行動するようになりました。

彼らは獲物を捕らえるためにコミュニケーションをとりながら連携して仕事をしました。
仲間の数が増えるうちに統率者が必要となったため、リーダー(α)を頂点としたピラミッド型の群れ社会まで形成したんです。

自分たちが生き永らえるためには狩りを成功する必要があり、仲間の減少ならびに群れからの追放は死を意味します。
それが本能的に仲間(家族)を大切にする犬の根本にある理由なんです。

一方、森で暮らしたミアキスの日常は悠々自適なものでした。
なにしろ身を隠す場所がたくさんあり獲物も小型。
好きな時間に好きなだけ高確率で狩りをすることが出来たわけです。
そのため仲間を必要とする理由はなく、常に単体で過ごしていました。

すなわち、猫にとっては”好環境”がなにより大事だったわけです。

リンクの記事では、猫が食べ物・おもちゃ・におい・人間との交流…で人を選んだという研究結果が記載されていましたが、そもそも人間も猫にとっては好環境の一部。
ご飯を提供してくれる人間がいる場所だからこそ、外に出かけても帰ってくるんですね。

では、トリミングサロンのお客さまに関してはどうでしょう。

「行きつけのサロンで担当のトリマーさんが独立したんです」
「通える距離だったのでそちらでお願いすることにしました」

どれほど有名なサロンであっても、どれだけ素敵なサロンであっても、飼い主さんたちが注目するのは担当してくれるトリマーさんです。
となれば、飼い主さんたちはお店につくか、トリマーにつくか…もちろん後者です。
#安いから通っている人もいるだろ
#近いから通ってる人もいるだろ
#うるさい

優秀なトリマーであればお店の戦力になりますが、独立してしまえば多大な損失となる。
指名制をとっているサロンも少なくない中、売れっ子トリマーを抱えているオーナーの心境たるやいなや。
僕も以前の職場でマネージャーをしていた頃はよくよく失恋していたものです。
#どの業界も一緒よね

ところ変わってOne for Dog。
そもそも社員教育に疲れた隠居としては、悠々自適な猫型オーナーが心地よくスタッフを雇用せずにここまで来ました。

しかし、お店が軌道に乗るにつれ一人工ではなかなかどうして、老いぼれの体はこの通り悲鳴を上げる結果になっています。
先輩からは「早く人を雇いなさいよ」なんてお叱りを受けながらも首を縦に振らない齋藤。
その理由は明らかで、

「もしも僕以外が担当しだしたら嫌ですよね?」
「そうねぇ…」

以前お客さまへ聞き込み調査をした時の回答は皆こうでした。
こんなちんちくりんトリマーにいただける言葉ではないのですが、あまりにもOne for Dogに想いを注ぎ込んでしまった結果の自業自得です。
#ってかクセが強すぎて誰もやりたがらない

ただ、今月から本格的にオンラインサロン限定のイベント準備が始まるので余裕は作りたい。
そんなわけで、裏方の仕事を家族に手伝ってもらうことにしました。

基本的には開店準備や閉店作業などバックヤードの切り盛りです。
主に営業時間外の手伝いなので表立つことはないかと思いますが、通りがかりに見知らぬ者が手伝っているところを見かけるかもしれませんものね。

「もしや知らぬ間にウチの子、齋藤が担当していないかも!?」

そう誤解されてしまってもなんなので、この場を借りてお伝えしておこうと思いました。
One for Dogをよく知らない方からは、

「たくさんのスタッフさんを雇ってるんですね〜」
「いえいえ、あれは生徒さんです」

なんて「だとしたら、どんだけとっかえひっかえ雇用しとんねん!」というやり取りがたまにあるのですが、今回ばかりは本当のヘルプです。
どうぞお見知りおきを。

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One for Dog では、これまで小学校やイベントを主催する企業様からのオファーにより、犬と人に関わる様々な講演をさせて頂いております。家族で犬を飼う前に知っておきたいことや楽しくためになるワークショップ、中学校での職業講話などお役に立てる機会がございましたら是非お声がけください。

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愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2022年8月28日(日)note/stand.fm 更新
・2022年8月29日(月)あのことわざの由来は6,500万年前から決まっていた!?
・2022年8月30日(火)飼い主さんはどっちにつくか
・2022年8月31日(水)手の平と手の甲とノールック
・2022年9月1日(木)月間報告
・2022年9月2日(金)事業登録が承認されました
・2022年9月3日(土)犬種区分:シベリアン・ハスキー

※サロン記事の内容をOne for Dog Radioでちょっとだけ触れています

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ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!



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