トリミング募集をやめた理由
いつもご利用ありがとうございます。
One for Dog の齋藤です。
この内容はラジオ放送「One for Dog Radio」で音声コンテンツとしても配信しています。
"音声派"の方はそちらからもお楽しみいただけます。
ということで、早速本題です。
なんだか踏み込んだタイトルになっていますが、お客様やオンラインサロンでは以前からアナウンスしている内容なので、ご存知の方には何をいまさら感があると思いますが、それでもお問い合わせが続いているため改めてお話させてください。
One for Dog は現在、開業4年目に突入しているのですが、2年目あたりからトリミングのご新規様を制限させていただき、3年目からは募集を終了しています。
もちろん、他店様の予約が逼迫しているということで流れ着いた方がほとんどだと思いますが、とはいえ、たいした腕もないご隠居トリマーにも関わらずご希望いただくことに常々恐縮しています。
そんなお問い合わせの際、ご新規様の募集は受け付けていない現状をお伝えすると、
「次の募集はいつ頃になりますか?」
とのご質問まで頂きます。
ドッグサロンなのにトリミングの募集をしないなんて、ちょっと理解に苦しむ方も多いようで、それは私も重々承知しています。
しかし、One for Dog はコンセプトにも掲げている「日本の愛犬家に正しい知識と必要な技術を」を目標にしたドッグサロンなので、実はお手入れ教室としつけ教室がメインなんです。
ただ、そんなサービスを提供するにあたって、人々のニーズがなければ利用していただけないと思い、当初はトリミングサービスを通じて必要性を啓蒙していました。
その甲斐あってか、少しづつお教室を希望される愛犬家の方が多くなり、今では都内や北関東などご遠方から通われる方までいらっしゃいます。
そんな嬉しい状況とは裏腹に、ご予約はますます逼迫する事態となり、お教室のご予約が取りづらくなってしまいました。
そこで、
トリミングに関しては、私なんかより上手なトリマーさんはたくさんいるが、飼い主さんが愛犬のために学べる教室はほとんどない。
だから、One for Dog にしか出来ないことに専念しよう。
と判断しました。
その結果が、今の状況となるわけです。
ただそれでも、
先々の予約でいいので取ることは出来ますか?
とまで光栄なお言葉をいただくことも少なくありません。
これは私の勝手なわがままなのですが、コンスタントに予約が取れるかわからないサロンより、いつもの環境で慣れたトリマーさんに長く担当してもらうことが愛犬が望むことだろうと考えているので、"試しに一回だけ"の利用もご遠慮いただいています。
そんなセンスでどの口が言っているのかと自分でも思うのですが、犬側に立ってみればみんなそう言うだろうと思っているからです。
それともう一つ、避けがたい個人的な問題として「トリマーの寿命」があります。
私は現在、43歳の中年オヤジなのですが、このままトリミングサービスを続け50代を迎えた時、私のトリミング技術では確実にパフォーマンスが衰えると思っています。
腱鞘炎や腰痛や老眼…と言われる職業病を引きずりながら、なんとかかんとかトリミングをしていくことが愛犬たちのためになるのだろうかと。
サロンオーナーさんの中には、ある程度の段階でスタッフを雇用しマネジメント業に移ることが少なくない一方で、私はその選択をせずに現役を続けることは出来ないかという課題に取り組んでいます。
お教室においての「講師業」。
それが今の答えです。
そんなこともあって、今ではトリミングの募集をやめているんです。
とはいえトリミングサービスをご利用いただいている既存の飼い主さんやお客ワンには、引退せざるを得ない時が来るまで、精一杯のサービスを届けようと日々奮闘しています。
その一つが、無料のオンラインサロン「愛犬文化村」でもあります。
毎日欠かさず投稿しているサロン記事など、One for Dog にとってはなんの稼ぎにもなりませんが、こんなわがままなお店にも関わらず、ご利用いただいている恩返しと思って続けています。
そんなわけで、One for Dog の七転八倒な活動にご興味がある方は、一度オンラインサロン「愛犬文化村」まで遊びに来てください。
One for Dogの無料オンラインサロン「愛犬文化村」
愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。
あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!
それでは、皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください!