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「強欲」のススメ(1)

こんにちは。
8millionsの阿部です。

今日は、僕がブランドデザインの際に、どのクライアントさんにもほぼ必ず伝えている事をシェアさせて頂こうと思います。

ちょっと誤解されやすい内容かとは思うのですが、ここを理解されて人生変わった方結構いらっしゃいますので、もしよければ読んでみてください。


「強欲」って、いいことだと思いますか?

と質問すると、恐らく多くの方が「よくない」と答えると思います。
あなたもそう感じたのではないでしょうか。

でも僕は「強欲」である方がいいと考えています。

なぜか?

それは世間一般で言われている「強欲」と僕が言う「強欲」の「言葉の定義」が違うからです。


「強欲」が嫌われる理由

「強欲」を辞書で調べてみるとこうあります。

強欲(ごうよく)とは、非常に欲深いさま、度を越した欲張り、を意味する表現。際限なく、何が何でも、自分の欲望を満たそうとするさま。「悪徳」としてネガティブなニュアンスで用いられることが多く、また「異常」や「醜悪」といったニュアンスを込めて用いられることも多い。

「実用日本語表現辞典」より

このように

「強欲」=「悪いこと」

という認識が一般的だと思います。

しかし、なぜ「強欲は悪いこと」なのでしょうか?

恐らくそれは上記にもあるように

「自分の欲望を満たそうとする」

つまり「自分さえよければいい」という意識

が根底にあるからなのだと思うのです。


では
「自分さえよければいいという意識が“ない”強欲」
ならどうでしょうか?


「強欲2.0」

「自分さえよければいい」という「強欲」ではない、「新たな強欲」

それが「強欲2.0」と呼ばれるものです。
(嘘です。勝手に今僕が名付けましたw)

さて、この「強欲2.0」も、

「自分の欲望を満たそうとする」

ことは変わりません。

しかし

「自分さえよければいい」という意識

この部分が違うんです。
つまり「自分の欲望」の内容が違うということですね。


「強欲2.0」の根本にあるもの

単なる「強欲」の根本にあるものは

「自分さえよければいい」という意識、つまり「我欲」でした。

これに対し「強欲2.0」の根本にあるものは

「自分と自分の周りの存在がよければいい」という意識、つまり「慈愛」です。

「強欲2.0」な人の意識の向き

そしてこの「自分の周り」の範囲を広げる、つまり「慈愛の届く範囲」を広げること。

これこそが「強欲2.0」の本質であり、僕が「強欲」をお勧めする理由です。

自分自身と自分の周りがよくなる。

つまり視点を多く、視野を広く、視座を高く、そんな風に生きる。
今、そういう人が多くの人から支持を受けています。

他人を喜ばせようと努力している人、しかもその人自身が喜びながら。

そんな人がいたら、あなただったらどうでしょう?
応援してあげますか?与えてあげますか?
聞くまでもないですよね?

そしてもし、それを皆ができたら、どのような世界になるでしょうか。

僕はそれが、楽しみで仕方ないのです。


逆にただの「強欲」は「自分」にしか目が向いていません。

自分の外の世界ではなく、自分のみ。

自分さえよければいい。

つまり視点が少なく、視野が狭く、視座が低い、そんな風にしか生きられない。

単なる「強欲」な人の意識の向き

気持ちは理解できなくはないですが、全く共感はできません。
恐らく、あなたも同じではないでしょうか?

そして、こういう人は頑張ってもあまり多くを得られません。

自分の利益のためだけに奪おうとする人。

そんな人がいたら、あなただったらどうでしょう?
応援してあげますか?与えてあげますか?
聞くまでもないですよね?


僕は「ブランドデザイン」を通して「強欲2,0」の精神を持つ人を増やしたい。

自分だけが豊かになればいい、というような人ではなく、自分自身の周りの存在を、そして自分自身を大切にする人。

他人を騙し、傷つけて自分だけ豊かになる人ではなく、自分の能力を発揮して、他人を、そして世界を喜ばせる。そうすることで豊かになる人。

そういう人を増やしたい。

そんな風に思っています。


少し長くなったので、次回に続きます。

ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


8millions 阿部 龍太





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