SL理論

SL理論とは、シチュエーショナル・リーダーシップ理論(Situational Leadership)の略で、日本語では状況対応型リーダーシップと呼ばれることもある。

画像1

教示的リーダーシップ(S1型):成熟度が低いけれども、熱意がある部下に必要とされるリーダーシップのスタイルです。(適用例)新入社員や転職したての社員。とりあえずやり方を教える。

説得型リーダーシップ(S2型):コーチ型リーダーシップとも言う。ある程度仕事に慣れてきた部下に対して、今度はコミュニケーションを密にし、質問を投げかけたり、自分の考えを説得し教えたりする。(適用例)ある程度仕事を覚えた若手社員。徐々に人間関係を築きながら指導を深める。

参加型リーダーシップ(S3型):能力は高いが自分で意思決定ができない部下や、仕事に対する意欲が低い部下に対して用いる。積極的にコミュニケーションを取り、褒めたりアドバイスすることで、部下に自信を付け、主体性を促す。(適用例)仕事を覚えたが主体性が低い中堅社員。成果を褒めたりアドバイスによる成功体験により、自信をつけ、自力での問題解決を促す。

委任型リーダーシップ(S4型):業務遂行レベルや仕事に対する意欲が高く、自信も持ち合わせている部下に用いる。あれこれ指示する必要もコミュニケーションを取る必要もなく、基本的には部下のやり方に任せ、困った時にはアドバイスするという静観のスタイルをとる。(適用例)成熟度の高いベテラン。基本は任せ、必要な時に親身になってフォローする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?