ポスターフレームを塗装しよう!

前提

To LOVEる原画展で買ったモモちゃんのポスター。
白いフレームがマッチしてて爽やかな感じがいい。

To LOVEる モモ

マクロスΔのYami_Q_rayクリアファイル。
ニトリのA4賞状フレームに入れて飾っている。

マクロスΔ Yami_Q_ray(闇キューレ)

暗い、ダークなイメージなのにフレームが白なのでいまいちあっていない。
でも、白しか売ってない…。

塗るかぁ。
ってときに問題なのが材質。

ニトリ公式HPより

ポリスチレン…とは……?
木材ではないと。

ポリスチレン(PS)はプラスチック樹脂の1つで、いろいろ端折ると普通に塗装できない。
塗料の溶剤が強すぎて溶かしてしまうから。

どうしよう。
諦めるか?

埼玉塗装研究所より(画像タップでサイトへ)

プラモデル…?
あっ、プラモデル用塗料を使えばいいんだ!

ということで、ニトリやDAISOなとで売られている安いフォトフレーム・ポスターフレームはMDFにポリスチレンでコーディングされているものがほとんどで、安いカラースプレーで塗装が出来ない。

なので、プラモデル用塗料を使って塗装してみよう!
という記事です。

本編

プラモデル用塗料

大きく2メーカーあります

タミヤのタミヤカラー
GSIクレオスのMr.カラー

細かいメーカーまで行くときりがないので、簡単に塗装するだけですしどっちかで大丈夫です。

注意点として、瓶に入った塗料は買わないでください。
初心者が手を出すと地獄を見ます。
塗料がそのまま瓶に入っているので、専用機材がないと絵みたいに筆でペタペタしなければなりません。
タミヤならばタミヤカラースプレー(TS-***)、
クレオスならばMr.カラースプレー(S-***)を選ぶとスプレー缶が届きます。

実験1 非プラモデル用塗料で塗装してみよう

100円ショップで買ったスプレー缶で少しだけ塗装してみます。
溶けると殆どの質問サイトで答えられていますが、どんな感じで溶けるのか?という疑問。

使うフレームがこちら。
DAISOで110円。

材質はもちろんポリスチレン。
このフレームで実験1と実験2をしていきます。

使うスプレー缶がこちら。

ここは本題では無いので、ササッとスプレーしていきます。

では…!

試し吹きしたら下に少しついた……。
このまま乾くまで置いておきます。

スプレー缶は乾くのが早いので、10分ほどでかなり乾きました。
結果がこちら。

溶けていない。
表面加工がしっかりしているのか、薄く噴霧したからなのか分からないが問題なく塗装完了。
このまま重ね塗りしていけば簡単に塗れそう。

まさかの実験失敗で動揺が隠せない…。
さらに失敗したのがこれ。

吹き返し対策が甘く、塗らないことろまで赤くなった。
写真ではそこまでかも知れないが、実際はかなりはっきりと赤くなってしまった。


興味本位で重ね塗りしてみる。

雑な塗りで液垂れが出来たが、塗装自体は成功しました。
丁寧に、薄くスプレーしていけば塗れると思います。
仮に、ここから修正するとしたら紙ヤスリで磨いて段差を無くし、またスプレーしていくことになります。

乾燥がまだ足りないみたいで強く触ると指紋が付きました。
また、爪をたてると簡単に傷が付きます。
フレーム自体は弱くなっては無さそうでした。

こだわりがなければ取り敢えず100円ショップのフレームとスプレー缶で大丈夫だと思います。


経験1 塗装してみよう

100円のスプレー缶でも大丈夫っぽいことが判明して企画倒れしているが、実は脆くなってるとかが怖いのでプラモデル用塗料で塗装をしていきます。

今回塗装するのはマクロスのイベント「オシャレマクロス10」のポスターを入れるフレーム。

オシャレマクロス10

ポスターイメージが赤色なので、単色で練習に良さそうという理由。今のフレームはオレンジのメタリックカラーなのでそこまで悪いわけでは無いが、せっかくなので塗ります。

塗るフレームはこちら。

実験で使ったやつと同じフレーム。

使う塗料はこちら。

白サーフェイサーとグレーと赤。


塗装は奥が深く、下地色による発色の差があります。
白の上に赤を塗れば鮮やかな赤に、
黒の上に赤を塗れば濃い赤になります。

1mokei.jpより(画像タップでサイトへ)

下地にグレーを入れることで少し暗い赤になり、より自分の中のポスターイメージに合うかなと思いました。
真ん中の子とか暗い赤のドレスだし、赤と暗赤でコントラストをつけられたらなと。

塗装イメージ。こういうのは簡単でも必要。
フレーム右下を少し暗くする感じでいきます。
左下・右上の角まではいかないけど、そのあたりまで暗赤色にするかも。

練習で、実験1で使ったフレームの余りに塗装します。
とりあえずサーフェイサーとグレーを塗りました。

この時点で思ったのは、サーフェイサーいらなそう。
100円とはいえ商品としてしっかりしているので表面がキレイです。
サーフェイサーで整える必要ないです。

ただし、今回のフレームは木目みたいなのを再現するためにところどころグレーの線みたいなのがあります。
黒や青などの寒色は隠蔽が強く、下地のそういうのは出ませんが、赤や黄色の暖色では透けて出ると思います。
そういうときは隠蔽かわりに白スプレーを吹くか、サーフェイサーを吹けばいいと思います。

この上から赤をスプレーします。

先人の知見通りに赤のグラデーションができました。
重ね塗りをして見ます。
2度塗りがこちら。

なかなか良さそう。
マスキングテープを貼っていたので、剥がしてみました。

プラモデル用塗料を使っているところははみ出しなく塗れてます。
100円スプレーはどちらも少しはみ出しています。
マスキングテープを使うときは気をつけたほうが良さそうです。

では、本番いきます。
サーフェイサーを2回
グレーを1回
赤を2回スプレーします。

サーフェイサーを吹いたところ。
この時点で気付きましたが、先に横から吹いたほうが良いです。
正面から吹くと横のときに持ち辛いです。
あと、2辺ごとに塗らないと持ち手が無くなります。
当たり前なことだけど今気付きました。

グレーを吹きました。
なかなかイメージに近い感じです。
さらに気付きました。
スプレー缶は横に振るのではなく、縦振りで塗ったほうが良いと。
横振りだと軸がずれたら塗れないと。


乾燥を待っている間に少し実験。

右が100円ショップのスプレー。
左がプラモデル用塗料。

爪を立てて擦るとプラモデル塗料は跡はつくが傷とまでは言えないような感じ。
100円ショップのは面白いくらいにとれる。
表面のサーフェイサーだけかな〜?と思っていたが、きちんと赤色が取れてフレームまで見えた。
触るくらいや少し擦るくらいなら問題無いが爪を立てて擦るなど衝撃強めには耐えられないことがわかった。
フレームをそんなに強く触ることはないが、塗膜が弱いのは重ね塗りやマスキングテープなどのときに問題になると思います。。

2度塗りしたのがこちら。ぱっと見はなかなかきれいに出来た。

実際はこういう細かい塗ミスがあるので、練習はして良かったと思います。

ポスターを入れたらこんな感じです。

なかなかイメージ通りでうまくできたと思います。

結論

白いポスターフレームを用意できて、簡単にパパッとくらいなら100円ショップのスプレーでも大丈夫だと思います。
黒いフレームや今回のような模様が入っている場合は白スプレーをすれば隠せますが、100円クオリティでどこまでいけるのかなとは思います。
フレームそのものを飾り付けるようなときは塗膜の強いプラモデル用塗料がいいかなと思います。

また、スプレーするときのコツとして
2辺ずつ塗る
先に側面から塗る
スプレー缶は縦振りで吹く
がわかりました。

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