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ソニックシリーズ携帯機(DS~3DS)編 おすすめソフト、おすすめポイント

はじめに

こちらの記事はソニックが気になり始めたけど何をプレイしていいかわからないと新規勢や、触ったことないけどどんなゲームなのか気になるという人等へ向けて
幅広く各シリーズのおすすめポイント、その作品がおすすめな人をまとめたものです。
今回はDS・3DSのものに絞り、バーチャルコンソール等復刻ソフトは省略しました。

当然個人の好みの合う合わないはありますので、オススメが合わなかったからと言って石は投げないで下さい。

最初に結論・おすすめ作品

・ソニックカラーズ(DS)
・ソニックトゥーン ファイアー&アイス
・マリオ&ソニック オリンピックシリーズ

「ゲームとして」「ソニックを知る燃料として」対象を問わずオススメしやすさが揃った作品です。
逆に前者に特化した例がラッシュアドベンチャー後者に特化した例がクロニクルと言った感じ。
ただそれ以外も全体的にDS~3DSは割と粒ぞろいなので、個別に「どういう作品か、どういう人におすすめか」を以下に書いていきます。
本体の手に入れやすさと古すぎないところを加味しても、上の3つ、特にDS版カラーズは据え置きシリーズ含めて総合的に上位のオススメ度だと思います。

DS

ソニックラッシュ

DSシリーズ第一作にして、システム的な意味ではボタンブーストという今のソニックの根幹と言ってもいい部分を生み出した超偉大な作品。

「モダンソニックの2Dシリーズ」は明確にここから始まったと言っても過言ではない(ソニバンスは進化はしつつもメガドラソニックの延長線上のゲーム性だった)
そして特筆すべきは『ジェットセットラジオ』等で人気の長沼英雄氏が音楽を担当した作品であること。他シリーズとは少し違うジングルまで全編ストリート系のBGMにノッて駆け抜けるのは至高の体験。DS時代のシリーズのUIはこの曲ありきで作られている感が凄い。
ただし難易度はそこそこ高めで、仕掛けの初見殺し・ボス戦の反射神経試されっぷりはシリーズ全体でも上位を争う。
それを差し引いても気持ちよさに溢れたタイトルなのでぜひいつか挑んでみてほしい。
個人的に『カオスエメラルドを取るためのスペシャルステージが楽しい』ソニックはかなり貴重に感じる。
ソニック編ではテイルスが、ブレイズ編ではクリームが応援してくれる。かわいい。

ソニックラッシュアドベンチャー


↑の『ラッシュ』をあらゆる意味でマイルドにした物。
拠点マップや収集・開発要素なんかも追加されていて携帯機シリーズではシステム面の充実度がトップクラスに高い。
個人的にはこれに長沼サウンドがあったらシリーズ最高傑作だったかもしれない。
こっちも楽曲自体は安定のクオリティなんだけど、ラッシュの曲がパンチ強すぎる&それに合わせた濃い口のUIをほぼそのまま使っているのでラッシュから流れでプレイすると個人的にちょっと違和感があった。
もしまだシリーズに手を出していないなら、難易度的な意味でもこっちから先にプレイした方がちょうどいいかもしれない。
ゲームとしてはおすすめ度上位。

ソニックカラーズ(DS)


据え置き機・携帯機同時発売シリーズの一作目。
基本システムはラッシュシリーズから続投、それにウィスプのカラーパワーが追加された形。なのでWii版(=アルティメット)とはかなり別のゲーム。
楽曲は据え置き版と共通のハイクオリティかつバラエティに富んだもの。
特筆すべきは、こちらでは『クエストNPC』という形で数多くのキャラクターが出演していること。
ソニック・テイルスだけでなくシリーズほとんどのキャラがエッグプラネットパークに遊びに来ていたことがわかる。
流石にボイスはないものの(ないからこそ)多くのキャラの会話シーンが見られるので、ソニックキャラ達をざっと知るには一番オススメのゲーム。
難易度的な意味でも家庭用と同じく抑え気味なので、そういう意味でもシリーズに興味を持った新規勢やとりあえずモダンに触れたい勢には総合的に一番ちょうどいいと思われる。
Wii版と違いスーパーソニックを使ったラストバトルがあるのもシリーズファンから評価が高い部分。

ソニッククロニクル


発売自体はカラーズより先。シリーズ唯一のRPG。海外製
全編タッチペン操作・テンポや操作性の悪さなどゲームとしては時代を考えても厳しい部分が多い。
ただしRPGというだけあってストーリー面はしっかりしている。
キャラクター同士の会話も非常に豊富で、選択肢による反応も膨大な数が用意されているのでキャラゲーとしての評価は非常に高い。
ソニックにこんなこと言われたらこのキャラどんな反応するんだろ?を公式で見せてもらえる(=良質な燃料)
公式サイトに最強クラスの隠しチャオ達を手に入れる裏技が載っているのでありがたく利用させてもらおう。

Archie時代のライターと権利問題で色々あったため、悲しいことにクロニクルに関する今後の展開は絶望的と見られている。

3DS

ソニックジェネレーションズ(3DS)


携帯機シリーズはここで3DSに移行。据え置き機・携帯機同時発売シリーズの二作目。
3Dのモダン・2Dのクラシックという据え置き版の特徴とは違い、こっちは両方2Dアクション。ブーストの有無等で差異があるが、ゲームとしてはどうしても差別化が薄い。
ただそれを補って余りあるコレクション要素の多さが魅力。過去シリーズのアートワークや楽曲等がかなりの数収録されている。
UIもがっつり刷新し、記念作品らしい原点回帰とソニックシリーズ愛に溢れたものになっている。メニュー画面等がかなり可愛くて個人的にもお気に入り。
ゲーム性的には新規にもおすすめしやすい出来だが、やはり他をある程度遊んでからの方が感動が大きいのは間違いない(本編ステージのボリューム的にも。こちらは完全にクリア後のミッションがメインなので)
据え置き版にはない要素として、ラッシュのステージが収録されているので長沼サウンドが聴ける。
またストーリー面ではモダソニとクラソニのちょっとした絡みが追加されていたりする。

ソニックロストワールド(3DS)


据え置き機・携帯機同時発売シリーズ三作目にして最終作。
シリーズ側の話ではなく、Switchが両方の垣根を打ち壊したからね。
据え置き版と同じくブーストを撤廃し、独自のアクションとギミックを充実させた作品。
3DS版では特にステージごとのギミックのバリエーションがすごい。同じギミックを使いまわしているステージはほぼないレベル。
立体視を活かして奥へ走っていくのもやはり気持ちいいもの。
『ラッシュアドベンチャー』以来の材料を収集してアイテムを作る要素が復活、今回はラジコンという直接的にプレイを助けてくれるアイテムを作成できる。製作はテイルスのラボで行う。そこの画面のテイルスが可愛い。
あとトルネードで不時着したロストヘックスが舞台なのにそこにあっさり臨時のラボを構えるテイルスの強かさ、いいよね。そういうとこ好きだよ。

・難易度について特筆
何故か日本ネット上では"凶悪な難易度・シリーズ最高峰の鬼畜ゲー"のような評価を見かけるものの、完全に誤解。誰が言い出したんだこれ。
殺意の高さは携帯機シリーズだけでもラッシュの方がよほど上だったし、据え置き含めたらこれより難しいソニックはいくらでもある。
確かに初見殺しポイントはあるものの、リングや1UPアイテムも全編通して大量に配置されていて残機は数十機単位でボコボコ増える。また同じポイントで何度も死んでいると前述のラジコンの中でも高ランクのものが出現する救済要素もある。
そもそも自分で作ったラジコンを持ち込むことでも攻略はだいぶ楽になるので、システムを理解していれば決して極端に高難易度のゲームではない。

基本的にソニックシリーズ自体がゲーマー向けの難易度をしているので、極端な評価はこの作品で初めてソニックに触れた人の多さを物語っているものと思われる。(また、シリーズのプレイヤー内でも3Dブースト作品以降から入った層には『3Dパートはあまり深く考えずに駆け抜けられるもの』という認識が根付いているのもあるかも)

ただし一部のカラーパワー・ボス戦・スペシャルステージでジャイロ操作が強制なのはちょっとマイナス。当時はソニックに限らずそういう時代だったけども。

というわけで総合的には、マリオ等3Dアクションゲーに慣れている人向け。ブーストはブーストで脳と目がついていかないって人を結構見かけるので、そちらには特にこっち路線をおすすめ。
ストーリークリア後にはハードモードなんかもあり、やりこみ派にも。
色鮮やかな自然風景とそれに合わせた楽曲のバリエーションも凄い。

ソニックトゥーン アイランドアドベンチャー

メインシリーズからは完全に独立した世界観の外伝作品『ソニックトゥーン』シリーズ、携帯機での一作目。
3Dステージも一部あるが、基本は2Dアクション。
ソニック・テイルス・ナックルズ・スティックスをリアルタイムに切り替えながら進んでいく。
ホーミングアタックとブーストが共通アクションとなり、ギミックを解く場所以外は好きなキャラで進める。
ブーストは無制限に使える、一般的なアクションゲーでいうダッシュのような扱いに。その分ジェネまでほどぶっ飛ばす感じではない。
割と入り組んだコースを探索し、各種アイテムを集めて進んでいく。
会話シーンが紙芝居でなく3Dキャラになってよく動く。
基本的には誰でも遊びやすいゲームになってておすすめなんだけど、ED見るのに収集アイテムほぼコンプを求められるのがもったいないと感じる。そこはやりこみ要素でいいのに

ソニックトゥーン ファイアー&アイス

アイランドアドベンチャーの続編、正当進化という感じ。ところどころ動きがキビキビしたり、会話シーンががっつりムービーになったり。
タイトルの通り炎と氷の力を使い分けてギミックを解いていく。エミーもプレイアブルに。
ボス戦が2画面を活かした仕掛けになったりと、3DSというハードも上手く活用している。
前作と話は繋がってないので直接こっちを遊ぶのもあり。雰囲気は前作よりアニメ版のノリに統一されている。
割と幅広くおすすめしやすい作品。オマエだって変なチビだろー!

番外編

マリソニオリンピックシリーズ

DSで北京とバンクーバー3DSでロンドンとリオが各種出ている。
バンクーバー以降はストーリーモードがあるのでキャラゲーとして優秀。
バンクーバーはマリオとソニックの二人から仲間を集めていく
ロンドンは複数キャラ視点のオムニバス形式
リオはMiiを主人公としてマリオとソニックどちらかの陣営につく
とそれぞれ特色があるものになっている。実質ソニックキャラのオールスターゲーとしてもプレイする価値は間違いなくある。
ゲームとしてはミニゲーム集なので人を選ばず、広くオススメもしやすい。

更に番外・日本未発売ゲー

ソニッククラシックコレクション


ソニックオリジンズと同様の4タイトルが一作に入った作品。実は海外ではDSでも出てたりする。
ソニック3Dブラスト等も隠しとして入っているらしい

セガスーパースターズテニス


名前の通りソニックたちセガキャラによるテニスゲーム。据え置き版とDSのマルチで出てた。普通に今からでもやりたい。

ソニック&セガオールスターレーシング

「トランスフォームド」ではない。その前作の据え置き版共々日本未発売のレースゲーム。これもDSで出てた。

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