10月17日　免疫力をアップする三つのスイッチ

「１日１話，読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」より，健康道場コスモポート主宰　吉丸房江さんです。

・・・

まずは，吉丸房江さんのご紹介を。

1934年4月17日福岡県糸島郡前原町に生まれる。小学校と幼稚園の教諭を経験する。27歳から30歳までの間に両親を相次いで癌で亡くし、現代医学への疑問から、東洋医学、東洋思想を学び、老子の思想にふれる。その思想に基づいて、1978年「健康道場コスモポート」を開設。代表に就任。社会文化功労賞を受賞。

健康道場コスモポート　http://www.cosmoport.jp/

ホームページに「左手にコスモ酵素、右手に桧のおがくず風呂を掲げまして立ち上がりました。」とあるように，独自の酵素を開発し，「桧のおがくずにコスモ酵素を浸透させて，その中に身体を埋める」という温浴法を提供されています。
今でこそ「酵素」を取り扱った健康法はたくさん出ていますが，吉丸さんが道場を開設したのは40年近く前のこと。「先見の明」とはこのことか。

念のため，お断りしておくと，私はこちらのコスモ酵素に触れたことはないので，その効果について語ることも保証することもできません。
今回は「免疫力」についての記事ですが，「サイエンスとしての根拠はともかく，確かにそういう側面があるよね」と思えたので紹介します。

・・・

一つ目のスイッチは，皮膚に気持ちのいいことをすることです。私たちはお腹がいっぱいになった時，「ああ，食べすぎた」と胃のあたりをさすります。本能的に皮膚が内臓につながっていることを知っているのです。皮膚に刺激を与えると内臓は活発に動き出します。

１日１話，読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書（致知出版社）

この他に「気持ちのいい肌着をつけること」や「マッサージで皮膚を喜ばすこと」を挙げています。私は極度の猫好きなので，猫を撫でてるだけで幸せになれます。他の動物でもいいけれど，猫がいちばん。
そういえば，「ハグをするとストレス解消」って聞きますね。誰でも良いわけではなく，本当に心を許している人とハグしたり，撫でてもらったり，痛いところをさすってもらったら，心が落ち着く。
暖かい布団。肌触りの気持ち良いタオル。
皮膚から得た情報から，私たちの心は様々な刺激を受けている。

二つ目のスイッチは笑うこと。人間が笑った時，体内では十三本の神経が触れ合って，免疫力を高めるホルモンをつくって分泌しています。

１日１話，読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書（致知出版社）

笑顔とストレスの影響は心理学や医学の視点から国内外で研究されています。心理学の世界でも「ポジティブ心理学」という幸福や喜びなどを研究する，比較的新しい分野があります。
免疫を高めるホルモンのことはわからないけれど，笑顔がストレスを軽減したりする研究結果は聞いたことがある。
悲しいときや，怒りで頭がいっぱいになりそうなとき，一度深呼吸してから口角を上げると，ニュートラルな状態に戻れる。
感情がぐちゃぐちゃな状態で生徒の前に立たなきゃいけないとき，「深呼吸して口角上げる」を，私はよく使います。

三つ目のスイッチは感謝すること。それも「おおげさに」です。どんな物事にも順序があるように，元気になるのも一足飛びにはいきません。まずは小さなことにも感謝しましょう。そうすると喜びが湧いてきます。喜びが湧いてくると，元気になります。だからまずはおおげさに感謝することから始めましょう。

１日１話，読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書（致知出版社）

これは二つ目の「笑うこと」に繋がると思う。
小さな「喜び」を見つけられる人は，笑顔で過ごすことができると思う。
私は，コーチングを受ける前は些細なことにイライラして，しかもそれをしばらく引きずるので，一日中ずっとイライラしていたような日もあった。
でも，コーチングを受けて学んでからは，イライラすることはあっても引きずらないし，心に余裕ができたから，ちょっとしたことでもポジティブな感情が湧くようになった。
免疫力が上がったかどうかはわからないけれど，ちょっとしたことでも「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」と思える今のほうが私は好き。

・・・

どれも間違いなく，心が元気になる方法だと思います。
免疫力が高まるかどうかはわからないし，そもそも「免疫力が高まる」ってどこで判断するの？という疑問があるけれど，「病は気から」という言葉があるのも事実。自分が気持ち良いと思う環境を用意して，元気に楽しく過ごしていきたいと思います。