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緊急通報

命を守る

 1秒を争う時、それは取りも直さず緊急事態の発生。それは事故の遭遇であったり、突然の病気の発症であったりが考えれる。そんな場合手順としては、救急車を呼ぶ、救急隊員が来る、救急隊員に状況を説明する。説明内容は特に自分に関することが多い。例えば、血液型、アレルギーのあるなし、治療中の病気、服用中の薬、身内の連絡先が必要になることもある。これらの項目を書いたカード「救急安心カード」がある。主に地方公共団体が作成、発行していることが多い。

救急安心カード

 まず例をお見せする。

救急安心カード

救急アプリ

 スマホはいつも持ち歩くものになっているので、スマホにこれらの情報を入力して必要な時(緊急時)に見られるようにすれば救急安心カードと同じ役割を果たせる。スマホに入力する方法では書き換え、現行化が簡単という利点もある。
 スマホに入力する方法で簡単なのが、メモアプリを使うのがいい。ただし、緊急時に救急隊員がスマホのメモアプリを開いて、これらの情報を確認できるかというと無理だろう。
 その前にスマホはセキュリティーがかかっていて、ホーム画面を見ることも、メモアプリを開くことさえできない。

緊急情報サービス

 この緊急情報サービスは、上記の救急アプリに相当するもので、違いはスマホのセキュリティがかかっていても、開くことができる点にある。
 Android 12以降では「緊急情報サービス」を利用できる。
 スマホのセキュリティを解除するものでないが、ここに書かれた救急安心カードに書かれているような内容は誰でも見ることができる。これが嫌だと思えばこのサービスを利用しなければよいが、自分の命とプライバシーのどちらが大切か考えなければならない。

問題点

緊急情報サービスの問題点

  1. 広く知られていない。
    ボタンが「緊急通報」になっていて、「緊急情報」でないので使い方がわかりづらい
    広く知られると逆にセキュリティ関係なしにプライバシーのデータを見られる

  2. 情報にたどり着くまで3タップが必要
    画面を表示させるスイッチを押す
    パスワードの入力画面の下に「緊急通報」のボタンをタップ
    緊急という画面になり、そこで「緊急情報を表示>」をタップ
    医療に関する情報の「もっと見る」をタップ


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