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印照百物語 (一~二十八)

ひゃくものがたり【百物語】
夜、数人が寄り集まって、かわるがわる怪談をすること。また、その怪談。最後の百話目に到れば、幽霊や妖怪が出現するなどの怪異が起こるという。



一、 皿屋敷
長者の張様のお屋敷の井戸には毎晩幽霊がでて恨めしげにこう言うという。

「一枚...」
「二枚...」
「三枚...」
「四枚...」
「五枚...」
「..........」
「いちまぁぁい...たりなぁぁい...(CBが)」

その幽霊は、なぜか使用人のお霜によく似ているという。
〈語り部:オナナのパエリア〉
※注:2023年8月末に成仏した




二、ホアキン太
その昔、印照忠兵衞が道を歩いていると、若い女から「この子はホアキン太。面倒を見て下さい」と麗しい子供を預かった。
しかし子供を抱いているとドンドンと重くなり、ついには忠兵衞の手が千切れそうになり念仏を唱えながら南仏方面に手を離すと、そこにはスクデットが転がっていた。
〈語り部:ネラ狂い1号〉




三、 くねくね
田や川向こうに見える白色または黒色のくねくね動く存在であり、その正体を知ると精神に異常をきたす、とされている。気づかぬうちに集団に混ざりこみ益をもたらすこともあるという。
〈語り部:オナナのパエリア〉




四、 マロ八様
その村では来季フリーになる選手を隠す風習があった。
ある日、フリーのベテラン選手が夕暮れに砂場で遊んでいると、
そこに紳士風のおじさんが現れ、その子に「君、来季フリーになるんだね⁈また来るよ…」
選手が家でその事を家族に話すと「お前!マロ八様に会ったのか⁈」
〈語り部:ネラ狂い1号〉




五、 酒呑童子
昔、万千代天皇の時、亜童という怪物がいた。
その怪物は、大層お酒が好きで、夜な夜な酒を飲み、宴を開けば若い娘と遊ぶという悪事を働き、「酒呑童子」と呼ばれていた。
怪力無双で知られ、向かうところ敵なしだったが、お酒に飲まれ我を失い、その身を滅ぼしたという
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




六、 ヤマノケ
夜の山道に現れる異形の化け物。取り憑かれた者は正気と補強資金を失う。
「テン...ソウ...メツ...」という呪文を繰り返しつぶやくとされるが、よく聞くと「転(テン)売利益は蘇寧に送(ソウ)金、めっ(メツ)ちゃ助かる」と言っている。
容易にお祓いできない。
〈語り部:オナナのパエリア〉




七.ルカクさん
インテル本部の電話が鳴る…
「私、ルカク!今イタリアにいるの!」
「私、ルカク!トリノに着いたわ!」
「私、ルカク!合意間近よ!明日メディカルなの!…フフッ笑!」
最後の電話。不快な着信音が響く
「私、ルカク…。いま…チェルシーBチームにいるのおぉお!!!」
〈語り部:ネラ狂い1号〉
※注:なぜか今はローマにいるらしい




八、春暁
春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
呟き悲嘆の声
印照落つること知る多少

(現代語訳)
春の眠りは心地がよく、暁(3時半キックオフの試合)も気づかないほどです。
あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。
TLは嘆きの声ばかり
インテルはいったい何失点したんだろう
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




九、ミサイル少年
昔々、愚亜という若者がいたそうな
彼はいつも「ミサイルが来るぞ!」と印照村に来る人を驚かせていたそうな
ところはそれは嘘で本当はいつも宇宙に飛ぶロケットだったのです

そのうちみんな騙されなくなりましたが、ある日本当にミサイルが飛んできました
しかし警戒してなかった人たちはあえなくミサイルを食らってしまったとさ
めでたしめでたし
〈語り部:ねらずーろ〉




十、論語
“留角、印照に事(つか)えんことを問う。亜瓜自尾曰く、「欺くことなかれ。湯弁戸州と話すことなかれ。而(しか)してこれを犯せ。」”

ルカクが「インテルにどのようにつかえるべきなのでしょうか。」とアウリジオに尋ねた。アウリジオは「嘘をついてはいけない。白黒と交渉もだめだ、そして、印照に逆らうことも諫めよ。」とアウリジオは答えた。
〈語り部:ガリアルディーニスタ〉




十一、はないちもんめ
勝って嬉しい花一匁
負けて悔しい花一匁
あの子が欲しい
あの子じゃわからん
相談しよう‼  here we go‼
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




十二、忌ノ国
凡そ万物、森羅万象に於いて避けるべき方角というものあり、即ち"鬼門"と称す。
美蘭町から丑寅の方角には斯拉仏克という国がある。
其処から来た在る者は、盾競走天王山にて信じ難い失態を犯し、また在る者は旗頭になると嘯いた後、急に背中に呪が罹り敵軍へ逃げ去ったと云う
〈語り部:むーすかー〉




十三、泥田坊
酉野地方に現れる怪異。
十数年周期で田や沼の近くに現れ、「返せぇぇ、勝ち点を返せぇぇ」と叫んで通行人の行く手を阻む。
通説では法を犯した罪人の怨念と言われるが、実際は悪代官の黒幕ノ内印照に嵌められた悲しき被害者達の霊魂である。
〈語り部:オナナのパエリア〉




十四、予言
モラ帝の世。
時の将軍リッピは、開戦早々不甲斐ない戦いをしたインテル軍に対し、「もし私が皇帝なら、将軍は打ち首、兵士は壁に磔だ!」と喝を入れた。
その2日後、リッピ将軍は皇帝により打ち首の刑に処され、皮肉にも自身の未来を予言していたのだった
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




十五、ふわふわまる
ひと夏をかけて踊り明かす六十六夜祭の頃。村を訪れた宇治からの旅人が忽然と姿を消したことがあった。盆の入り頃に現れて盆の明けに消えていた事から、誰かのご先祖様だったのだろうという話になったが、高名な尼僧によるとそれは『ふわふわまる』なる物怪だそうな
〈語り部:むーすかー〉




十六、薄毛の悪魔
未良野地方の三四郎ヶ原には古くから二匹の悪魔が住む。
赤い悪魔は頻繁に出没するため広く知られるが、青い悪魔は滅多に姿を表さずあまり知られていない。
"薄毛の悪魔"とも呼ばれる青い悪魔は、契約した者に神通力を与える見返りに毛髪を奪うという。
〈語り部:オナナのパエリア〉




十七、のっぺらぼう
好きあって夫婦になった男女があった。
しかし男が寝てばかりいて働かない。腹に据えかねた女が亭主に「あたいが惚れたあの人は何処行ったんだろうね」と言った処、男は「その人は…こんな顔だったかい?」と何も無い顔で振り返った
〈語り部:むーすかー〉



十八、走るハビ宮サネ次郎像
休まず働き、弛まぬ鍛錬で肉体を鍛えたことで知られるハビ宮サネ次郎は、「ストイック」の象徴として全国の学校に銅像が建てられた
銅像もストイックで、誰もいない夜動き出し、グラウンド外周を走りトレーニングし始める。なお整えられた髪を触ると呪われる
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




十九、網坊主
獣の肉を炭火で焼いた浅戸なる料理の名人が居た。
浅戸屋『都久』はとても繁盛しており、くる日もくる日も店主は肉を焼いた。
いつしか彼の身体は網と同化し高熱を帯び両の腕は金鋏のようになった。
人々は獣を殺め過ぎた呪いだと噂したが真相はわからない
〈語り部:むーすかー〉




二十、引っ越しおばさん
「引っ越し、引っ越し、さっさと引っ越し!!」と喚く迷惑おばさん。

その正体は、新スタジアム問題の早期解決を願うインテリスタの念が具現化し現れた物怪である。
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




二十一、姥捨山
姥捨の風習はかつて広く見られた。
捨てられた者の多くが静かに死を待つが、未良野の阿日阿野山には捨てられた老人達が密かにサバイブする隠れ里があったという。
自分を捨てた者達への復讐を虎視眈々と狙う老人達。
しかし決行前夜、体重700kg超の巨大ヒグマが隠れ里を襲う‼︎
〈語り部:オナナのパエリア〉




二十二、ガリ野くんの二塁打
試合終盤、ガリ野くんにビッグチャンス到来!
だが監督のサインはバント。
丁寧に当てれば良い。
しかし打てる気がしたガリ野くん、監督無視してフルスイング!
見事クロスバー直撃の二塁打だ!

その瞬間、スクデットは夢に消え、ガリ野くんはベンチに消えた!
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




二十三、まくら返し
良い方向にも悪い方向にも、当初思っていたものとは逆の結果になる事がある。
その結果によって褒めたり貶したり、手のひら返しと呼ばれるソレは…もしかしたらキミが寝ている間に妖怪が何かしたのかもね?
〈語り部:むーすかー〉




二十四、傾国
年上の女房は金のわらじを履いてでも探せなんてことを申しますが、それが兄貴分の嫁さんだったりした場合は如何なものかってお噺で…「やい烏賊の字、お前さん最近うちのカミさんと怪しくねぇかい?」「すまねぇ六兵衛さん、あんたもう、お奈良と別れてやっておくんな」
〈語り部:むーすかー〉




二十五、こっくりさん
「こっくりさんこっくりさんおいでください」
「我々は補強にどれ程の予算を掛けるべきでしょうか」
....
....
....
(コインが動き出す)
....
....
...."な"
....
...."し"
....
....‼︎(騒めく一同)
〈語り部:オナナのパエリア〉




二十六、貞子
来る♪きっと来る♪きっと来る♪(来ない!)

「48時間以内に移籍が決まる」という呪いのフレーズとともに新戦力移籍確定を待つサッカーファンの元に現れる悪霊。そのフレーズが現れた移籍は高確率で頓挫する。
その正体は過去に移籍が頓挫した選手の無念が集積した存在。
〈語り部:サッカー(特にインテル)の話〉




二十七、制約と契約
宿命というものがある。
応援歌を子守唄に育ち、物心がつく前に自分の将来を決めてしまった若者。
このチームの呪われた左サイドを救う為ならば、悪魔に魂を売ることも厭わないと泣いた幼少期。
かくして彼は取り引きをした。
才能と引き換えに何を差し出したかは別項を参照
〈語り部:むーすかー〉



百物語は続く・・・


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