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2023年上半期に観たライブ

①1/13 Superorganism (Guest CHAI) @Zepp Diver City TOKYO

2019年1月に同じ組み合わせのライブを観てて今回もCHAIがゲストで来てくれたらいいよな~と思ってたらそうなって、楽しみで仕方なかったライブ。

CHAIのパフォーマンスがすごいのは前にも観てわかってたことだけど、さらに洗練されてて驚愕した。楽曲も見せ方も何もかも上手すぎる。グルーヴ感はマシマシでパワフルでキュートでKawaiiで満たされた時間はあっという間に終わってしまった。
セルフラブがめちゃくちゃヘタクソな私に必要なすべてがここにあるじゃんと思い、終演後に3月のワンマンのチケットを物販で買った。

Superorganismは前に観たときよりもライブバンドに化けていて、楽曲のチルさとオロノの歌唱(気迫)が観客を踊り狂わせていた。中指立ててるけど憎しみで満たさず隣にいる奴と肩組んでハッピーになろうぜって思わせてくれるから、怒りで疲弊しがちな私の肩もすっと軽くなる。リンゴをかじる音までライブなのとても好き。また日本に来てくれよな。

②3/12 ARCTIC MONKEYS @有明ガーデンシアター

1曲目の出だしからテンションが最高潮になるのは久しぶりだ。世界中のリスナーを熱狂させたギターリフをライブで聴けて胸がいっぱい。大合唱するのサッカーのチャントみたいでイギリスの音楽って感じで楽しい。
憧れのアレックス・ターナーは色気たっぷりで、前髪を掻き上げる仕草やサングラス越しの視線にクラクラした。何もないところでボーリングの動作を始めたときは訳がわからなかったけど歓声上げて大喜びした。アレクサ・チャンと付き合ってた頃の純朴なのに野心ありそうな雰囲気が好きだったけど、大人の余裕を感じさせる今のアレックスもたまらなく好きだ。映画の主人公みたいにかっこいい。
オールタイムベスト的なセットリストで大満足だけど、直近2枚のアルバムのラグジュアリーな感じも気に入ってたからそれらをもう少し聴いてみたかったな。いつかクッソでかいスタジアムで観たいわね。


③3/23 CHAI @恵比寿ザ・ガーデンホール

この日もエネルギッシュでパワフルでキュートな最高のパフォーマンスが観れた。いつでも世界のどこにいてもこれをやるのがCHAIの凄さなのかも。
とはいえワンマンだからホーム感が漂っててリラックスして演奏してるなとも思った。世界を相手にNEOかわいいを広め続けるCHAIのホームはここなのよって空気をファンが作ってたし、バンドもそれを受け止めて大事にしてるのが伝わってきた。それってLOVEじゃんと思ったら胸がいっぱいになってちょっと泣いちゃった。
秋には北米とヨーロッパでツアーするみたい。更にパワーアップするCHAIをこれからもずっと応援するわよ。(その前にサマソニで観れるかな?)

④5/24 MIKA @立川STAGE GARDEN

演者がピアノの上に寝転がって始まるライブなんて初めてでドキドキした。何度も客席に降りて会場内を歩いてくれたり、シンガロングを促したり、ファン想いで優しいMIKAに思いっきり楽しませてもらった。ハートマークを指で作ってステージに向けるのは初めての経験で照れ臭かったけど、慣れれば飛ばしまくれるもんだね。(こんなに単純な動作で愛を伝えられるのすごい。)
2020年3月のライブが直前に中止になったときの悲しさったらなかったけど、その分膨らんだ期待に華麗に応えてくれたポップスター。世界がカラフルだってことをずっと伝えてくれるから、私はその解像度を上げていきたい。

⑤6/1 Syrup16g @豊洲PIT

アルバム『HELL-SEE』のリリース20周年記念ライブ。私は後追いで2007年16歳の時に友人が貸してくれたこのアルバムで初めてSyrup16gを聴いたんだっけ。
リズム隊の力強さとは裏腹に五十嵐隆の歪んだギターと気怠げなボーカルが安定の不安定さで心地良い。MC中の会話から自然に曲紹介して演奏始めるのかっこよすぎない?ねえいつそんなの覚えたの?っていうか今日の照明良すぎじゃない?美味しいお蕎麦屋さん見つけたから今度行こうって最高の歌詞じゃない?
メンタルヘルスの問題を含めて自分の弱さを曝け出すのは悪いことじゃないと強く思わせてくれるこのアルバムをこれからも大事に聴いていきたいわね。

⑥6/24 LOSTAGE @吉祥寺WARP

コロナ前も含めて長いことLOSTAGEを観てなかったから、楽曲もファンもまるっと変わってたらどうしようと不安になってたけど、ライブが始まった瞬間にそれは杞憂に終わった。優しさと厳しさが入り混じった緊張感のある轟音は過去に何度も観たバンドの姿と変わっていなくてほっとした。
サブスク配信もデータ販売もしておらず、フィジカルに拘り、新しいアルバムに至っては作り手から聴き手に直接渡す方法を選んでいて、ツアーが終わるまではライブ会場かメンバーの勤務地(レコード屋、スタジオ、居酒屋、すべて奈良県)でしかCDが買えない。愚直なまでに誠実に音楽を届けるバンドの姿を見ていると、テキトーに生きてはいられないなと身が引き締まる。
まだ日程や会場などの詳細が発表されていないけど、今回のツアーのファイナルを見届けるのを楽しみにしてる。


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