㊇春に一番近い街
や、マジでこっちでは久方ぶりでございます。
未成年です。成人してます。
春すぎちまったよバーローって感じですが、こないだのまとめnoteでこの曲を取り扱い、「あれ、これ書ける・・・書けない・・・?書ける・・・?」ってなったので衝動的に書きます~!※衝動的に書いていった結果アホほど長くなりました。読む方は暇になったら読んでください。
こないだのまとめnoteってのはこれ↓。こっちもよろしくね。
さて、書いていきますよ!
noteを幾重に経験してきた()ので、書き方多少変わってるかもしれません。お許しを。
そして、毎度のことながら音楽の知識はほぼ無いので悪しからず。
【GUMI(40㍍)】 春に一番近い街 【オリジナルPV】
曲、詞、動画:40㍍P
はい、今回はこの曲です。
まずは曲全体の話ですが、
春曲という事で、楽曲の雰囲気も非常に暖かく、フレッシュな爽やかさも兼ねています。聴いていて快い感じがしますよね。ピアノの鍵盤の音を上手くバンドサウンドの中に取り入れていながら、壮大にならず、いっそ軽快に仕上げているのは流石です。素敵。素晴らしい。最高。ほっこり。
曲展開も良いんですよね。
"イントロ→A→B→サビ→間奏→A→B→間奏→C→落ちサビ→ラスサビ→アウトロ"
イントロに入る前に、撮影音声をそのまま使用したであろう風の音や鳥の鳴き声から動画が始まり、動画と相俟って春の訪れを醸します。
そして"ギター→ピアノ→ドラム"と徐々に音数が増えていくイントロ。ここから楽曲が始まっていくぞ!という綺麗な入り方ですよね。
で、1番は"A→B→サビ"というお手本のような展開。これによって後の展開が華やかに彩られていくのです。(僕は生憎、一か所を切り抜いて"こういう音階やメロが好き!"というタイプではないので、ここはサッと流していきます。)
二番の"A→B→間奏"。Bメロ終わり際でGUMIの可愛らしい"ハァイ!"を挟み、間奏。ここで様々な楽器が歌唱部分以上に盛り上げてくれます。その勢いをもってCメロにぬるっと入り、盛り上がりも上がり調子で行きます。この盛り上がった状況で来る落ちサビ。
この落ちサビ。ここで電車の音が入るのが凄まじく溜らないのです。
そうしてラスサビで転調!もうラスサビで転調すればエモいみたいなところありますよね。兎に角ここで最高潮に達します。で、最後一文はやはり歌を聴かせる部分。ひたすら必要な音だけになり、メッセージを届けます。
歌をひとしきり歌ってもらったら、春がまさに訪れたかのような暖かなアウトロが流れてきます。最後の最後はピアノソロで締め、この楽曲を終えさせる方向に綺麗に持っていきます。
何度も連続して聴きたくなるわけではないものの、ふとした時に"あ、聴こう"って思うような楽曲になっているように感じます。ほんわか。
曲の話はおしまい。実はこの楽曲は詞について書きたいので、ここから更に長くなりますよ。なるべくならお付き合いください。
独自の見解も入っていますので楽しんでいっていただければと思います。
詞に関してですが、マジで苦しくて切ないんです。曲はあんなに暖かかったのに!個人的解釈として、ですけどね、
この曲は僕の解釈だと、
"僕"の未練がたらったらな失恋ソング。です。
はぁ~苦しい。
"本当にそんな未練たらたらな詞なの?""むしろ前向きになれるポジティブな曲じゃん!"という方の為に、一つ一つ紐解いていきましょう。重要なのは、どこまでも主観でいる事です。
まずは1番
ハロー 君はあの頃と同じ場所で
今もまだ悩んでますか?
ハロー 僕は相変わらず毎日を
何となく過ごしています
ここでは"君"と"僕"を対比しています。Aメロでいきなり、"あの頃""同じ""相変わらず"という単語が並んでおり、"変わっていない"事を強調しています。
"僕は相変わらずだけど、君は今もまだ変わらずにいますか?"
といった具合ですね。
君の好きな洋服を着て 君の好きなカバンをさげて
君の好きな音楽聴いて 歩いてけばいいよ
相変わらず毎日をなんとなく過ごしている僕の"相変わらず"とは、上の"君の好きな"様々なモノに溢れた生活なんです。
嫌いなことひとつ探すより 好きなことを100個見つけよう
君が暮らすその街のどこかで
"その街"ですよ。"この街"ではなくて。つまり、"僕"は"その街"の中には当てはまらないんですよね。
そして、"僕"はいないけど"君が暮らすその街"に対して、"嫌いなこと"といったら一つしかありません。
───その事自体です。"君が暮らすその街"に"僕"がいられないという事実そのものが、"僕"の"嫌いなこと"。
でも"僕"は、この負の気持ちを押し殺そうと、無理に"好きなことを100個見つけよう"としているのです。
柔らかな風に包まれながら
サヨナラの数をかぞえたよ
届かない空に手を伸ばしたら
春の陽ざしの中で 綺麗な花が咲いた
柔らかな風に包まれながら、別れの瞬間を思い出しています。実際にはサヨナラの数をかぞえてはいません。どういうことかは後でわかりますので急かさずに。
"綺麗な花"は本noteでは『桜』と仮定しますが、春っぽいモノならどの花でも構わないと思います。"君"との別れを思い出していた"僕"ですが、『桜』が咲いているのを見た瞬間に、春の陽ざしの中で『桜』を見て嬉しそうにしていた"君"の事まで思い出してしまったのです。
ここから2番
ハロー 君は自分で思う以上に
つよがりで泣き虫だけど
ハロー 僕は君が知らない強さを
誰よりも知っているから
"君"は"つよがりで泣き虫だけど"、意外と"強い"ってことは"僕は誰よりも知っているから"、"僕"が居なくても"君"は存外平気なんだろうなぁ。と一思いに耽っています。
雪が積もる季節を越えて 雲が唸る季節を越えて
君らしくいられるスピードで 歩いてけばいいよ
そして、雪の季節も、雲の季節も、"僕"がいなくてもちゃんと生きているんならそれで良いよ、と半分本音で、でも"僕"もつよがって吐いています。
嫌いな人のこと嘆くより 好きな人をひとり守りたい
君がいないこの街のどこかで
ここで言う"嫌いな人"と"好きな人"は双方とも"君"の事です。
"僕"がいる"この街"に"君がいない"という事を憎いと思うぐらいなら、"僕"がいなくても平気な"君"の生活がこのままずっと続けば良い。
これも本音もつよがりも混じってますよね。
このCメロから回想モード。
サヨナラ 言えなかった
あの日の僕はひとり
動き出す雲のその隙間から
覗き込む光を眩しそうに眺めてた
さて、さっきの答えです。"サヨナラ"は"言えなかった"ので、"サヨナラの数"は0回なんです。でも敢えて"かぞえた"のです。言えなかった事を主張するために。別れを切り出したのは"君"。"僕"は、眩しい光に目を細め、"君"の表情が見えないふりをしました。
「行かないで」 声にならない声を
気まぐれな風にあずけたよ
俯いた僕の影を残して 春の電車が走る
落ちサビ。"「行かないで」"と思いつつも声が出ませんでした。途轍もないショックだったのでしょう。"君"は"僕"を残して、"電車"で"その街"まで行ってしまいました。
柔らかな風に包まれながら
シアワセの数をかぞえたよ
届かない空に手を伸ばしたら
小さな花が咲いた
そして転調、場面転換後のラスサビ。柔らかな風に包まれながら、"君"と過ごした日々をまた思い出していたんです。この"シアワセの数"もおそらくかぞえていません。かぞえられないほどシアワセだったから。
もう会いに行けないけど、その当時を思い出しているだけでも、少しシアワセだったり。
もうすぐ君の街も 綺麗な花が咲くよ
そして最後のワンフレーズ。
"君"が『桜』を見た時に少しでも、"僕"の事を思い出してくれたらうれしいな。と思っています。
いかがでしょうか。曲解し過ぎとか、妄想やばいとか言われそうですが、
僕はこうとしか思えませんでした。
要約すると、
僕は君の事を忘れられないし、今でも好きだし、ふと思い出してシアワセだったと物思いに耽っていたりするけど、君は意外と強いんだから、僕の事なんか忘れて生きて、前を向いていてね。でも、たまにでも良いから、思い出してくれると嬉しいかな、なんて。
といった感じ。
どうです?未練たらたらじゃないですか???たらったら。
独自の解釈を各々持つことは素晴らしい事ですが!
この解釈でも是非聴いてみてください。
そして、皆様の解釈もお聞かせいただけると嬉しく思います。
それではまた。
【GUMI(40㍍)】 春に一番近い街 【オリジナルPV】http://www.nicovideo.jp/watch/sm17142789
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