20221129

地底の屋根を突き上げて頭突きと拳で地上に出たら、ハイ上がり。
って思っていたのに上には上がいるもんで、
僕を見下ろす、存在。二つの金の目。

ネコちゃん!


ネコは問う。

「汝、この雲に何の形を見るか?」

わかんないよ、わかんないよ。

「汝、この雲に何の形を見るか?」

じっと僕を見る猫の目に映る僕の姿はイキった口元と泣き出しそうな眉の不均衡な表情で
僕の旅はまだまだ全然続くしここは青空などではなくて青空の絵を描いた室内なのだということを悟る。

性感帯ボタンです。