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目指せ!LV99‼︎ ドラゴンクエスト編 その6 虹の雫入手〜竜王の島へ

※ネタバレを含む記載をしています。自己責任でお読みください。

冒険の続きをはじめましょう。

 リムルダールへ向かうため、ミヤは一度ラダトームの町へ立ち寄ります。印を見せろと言っていた人がいたので、苦労して取ってきた時ドヤ顔で見せつけてやると決めていたのです。

 ふふん。遠くまで行って拾って来たんです。苦労が報われました。…ってなんでロトの印を一目見て本物とわかったんです?ひょっとしてこの男、ロトの印を使って悪いことでもしようと思っていたのでしょう。しかし時の運悪く、所持していれば間違いなく、竜王討伐の任に否応なく就任させらてしまいます。そんな呪いのアイテムなんか捨ててしまえ!と、大陸の南端の毒の沼地に捨てたのは他でも無いこの男かもしれません。その現場をメルキドの神殿の老人がたまたま目撃していて、その座標を調べ、ミヤに告げたのでしょう。なるほど辻褄が合いました。ミヤは目の前の男が憎く見えてしまいますが、罪人として突き出すのは後にしましょう。今は一刻も早く竜王を倒し平和を取り戻さなければなりません。
 コソ泥の相手はまた今度にし、雨雲の杖、太陽の石、身分証を持ってリムルダール南の聖なる祠へ向かいます。
 「偉大なる勇者ロトの血を引くものよ!」
 一度は愚か者呼ばわりしていた賢者も、身分証を見た途端に態度が一変します。ロトの印の効果は絶大ですね。雨雲の杖と太陽の石を賢者に渡し、ミヤは虹の雫を手に入れました。これで竜王のいる魔の島へ渡ることができます。

 印を持っていなければ愚か者呼ばわりして出ていけと言い、印を持って来たら用が済んだら出ていけと言います。よほど自分の時間を邪魔されるのがイヤなのでしょう。また何を言われるか分からないのでミヤはさっさと祠を出ていきます。
 リムルダールより北西の位置に魔の城があります。魔の島が望める岬の一部海峡が狭くなっている場所がありました。岬の先端に立ちミヤは虹の雫を天に掲げます。すると辺りは眩い光に包まれ、目の前には魔の島へ渡る橋がかかっていました。
 ですがミヤは橋を渡りません。 
 今の自身の力に納得できないミヤは、万全の状態で竜王に立ち向かうことに決めていました。
 目指すはLV99。遠い道のりですが完璧な状態でラスボスに挑みます。一度メルキドまで戻り、経験値を稼ぐべく修行に出ます。
 メルキドの辺りの魔物は強いので、自ずと経験値を多く手に入れることができます。また町から南西の辺りの山々にはメタルスライムが稀に出てくることがあり、うまく倒すことができれば一度に多くの経験値を稼ぐことも。ロトの鎧の効果もあり、わざわざ宿屋へ行かずとも歩いてるだけで回復するので、修行するにはもってこいの場所がメルキド付近です。順調に力をつけていくミヤ。この辺りの魔物はほぼ一撃で倒せるくらいになった時、ある異変に気づきます。

 経験値が70,000に達した時、それ以上経験値が増えません。王女の愛でローラ姫にお話を伺うと姫はこう言います。
 「あなたはもう十分に強くおなりですわ…」
 LV99どころかその3分の1すら届かないLV30でカンストしやがりました。企画倒れもいいところです。どう足掻いてもこれ以上基本的な数値はあがりません。もうこうなったらさっさと竜王をぶっ飛ばしてしまうことにします。
 今ではほとんどの敵を一撃の元に葬ることができるミヤ。メタルスライム以外の魔物も逃げ出すことも稀にありますが、素早さではミヤの方が上です。憂さを晴らすがごとく雑魚どもを蹴散らしながら竜王の待つ城へ一目散に向かっていきます。

今回の冒険はここまで。

〜つづく〜

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