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目指せ!LV99!! ドラゴンクエストⅡ〜悪霊の神々〜編 その1 プロローグ〜旅立ち

※ネタバレを含む記載をしています。自己責任でお読みください。

さあ、新しい冒険を始めましょう。

 今回の冒険の舞台は、はるか昔に勇者ロトの血を引く若者によって竜王が倒され、平和が戻った後のお話。若者は一人の女性と共に旅立ち、新たな土地で新しい国をいくつか作りました。その国は若者の子供達によって代々治められたのだそうです。その国の一つ、ムーンブルグという国のお城から始まります。
 お城の中では王様とお姫様が中庭で談笑しています。長く続いた平和とその先も続いて欲しい平穏な日々を語らっていました。その時、突然大きな地響きと共に、城の中に数多くの魔物達が侵入し、兵士達を次々と倒していきます。王様の元に一人の兵士が報告に来ます。大神官ハーゴンの軍団がムーンブルグに攻めて来たというのです。王様は姫を守るために地下室へ避難させ、魔物達に立ち向かいます。さすがロトの血を引く末裔だけあって、一人で次々と魔法で魔物達をやっつけていきます。が、背後から突如現れた魔物の牙が王様に襲いかかります。

 …もっとこう、なんというかもう少しカッコ良い感じで王様に最期を迎えて欲しかった気もしますが、姫の目の前で王様は魔物によって亡き者にされてしまいます。
 「お父様ーーーーーーーっ‼︎」
 姫はなすすべもなく、地下に身を潜め魔物達が去るのを待つしかありませんでした。城の中にはたくさんの魔物が押し寄せ、完全に国を滅ぼす勢いで城に火を放ち、燃やしていきます。
 炎に包まれ崩れてゆく城を背に、傷を負った兵士が一人、ムーンブルグが強襲された事を知らせるためにローレシアへ向かいます。
 怪我をした兵士は長い道のりをやっとの思いでローレシアに辿り着きます。お城の門をくぐると倒れ込んでしまいました。お城の門番が駆け寄り何事か尋ねますが、自分のことよりも一刻も早く王様に報告したいとムーンブルグの兵士は言います。門番が二人で傷ついた兵士に肩を貸し、王様の元まで連れて行くと兵士は王様にムーンブルグがハーゴンによって襲われた事を告げ、対策を講じるよう進言すると力尽きてしまいました。
 王様は命懸けで報告に来た兵士を手厚く葬るようにと、王室内の兵士に告げると、傍で聞いていた王子、ミヤにハーゴン討伐するためロトの血を引く仲間と共に旅立つ事を命じます。
 一人はサマルトリア国の王子。
 もう一人は襲われたムーンブルグ国の王女です。二人の名前は確か…

 どこの国の誰ですかそれは?親戚の子供の名前を間違うのも失礼ですが、せめて一文字くらい当てましょうよ王様。サマルトリアの王子はリク、ムーンブルグの王女はカナです。頭は合ってるのか逆だけど。
 ともかく、ここまでに1000文字以上かかりましたが、ミヤ王子の冒険がはじまりました。お城の中の人々の話を聞き、まずは何をすべきかよりもどこへ行くべきかを探します。ただ「行け!」とだけ言われてもどっちに行けばいいのやらさっぱり分からないミヤですが、まずは情報収集をしてから城を出ます。

 すると魔物が群れを成して襲って来ました。今回は難なく倒せたからいいものの、ミヤ一人では心細すぎます。一刻も早くロトの血を引く仲間達を探さなくてはなりません。城から西へ行くとリリザという町があるらしいので、先ずはそこへ向かいます。
 道中遭遇する敵はいずれも群れでミヤを襲います。そのおかげか戦いの経験はイヤでも増えてゆくため、LVは簡単に上がって行きます。そうこうしているうちにミヤはリリザの町に到着しました。

今回の冒険はここまで。

〜つづく〜

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