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第3回 まちなかワークショップ 開催報告

第3回 まちなかワークショップを開催しました🌿

大牟田市は、令和4年度から『大牟田市官民連携まちなか再生エリアプラットフォーム構築』という事業を進めています。この事業は大牟田市の今の魅力を活かし、未来の「居心地が良く、訪れたくなる、歩きたくなる」大牟田市を実現させるために民間と行政が共同で行なっているプロジェクトです。
「まちなかワークショップ」は、そんなプロジェクトの一環として行われています。大牟田市に住んでいる人、大牟田市が好きな人、大牟田市を盛り上げたい人…そんな一人一人が未来への期待を語り合い、その声を生かした将来のビジョンを考えるワークショップとなっています。

第3回ワークショップの概要

日時:2023年01月28日(土) 13:30 ~ 16:30
会場:大牟田市イノベーション創出拠点「aurea(アウレア)」
参加人数:15人

1.1 参加者

今回も前回から継続して参加している方と、今回から参加される方の両方が見られました。
第1回目から継続してる方が多くいらっしゃいましたが、今回から参加される方も見られ、賑やかなワークショップとなりました💐

1.2 開会・これまでの振り返り

第3回目のまちなかワークショップは、第1回・第2回のワークショップの内容の振り返りからスタートしました。九州大学の黒瀬教授によってこれまでのワークショップで話し合ってきた地域の方の意見や、それらに基づいた今後の方向性について振り返りが行われました。

その後、URリンケージの吉住氏によって、この「まちなかワークショップ」がどのような役割を担っているのかについて改めて説明されました。
これまでの3回のまちなかワークショップを通してまとめられた参加者の意見が来年度から動き出す未来ビジョン策定に反映されること、そしてその先のまちづくりに活かされていくことが再度確認され、会場の一体感が高まった様子でした🌱

未来ビジョンについて説明される吉住氏

1.3 大牟田のまちづくり事例紹介

開会の後最初に行われたのは、大牟田市で実際に行われているまちづくり事業の紹介でした。今回は「おおむたミライ会議」の副代表である櫻井ちはる氏と「大牟田わかもの会議」の冨山博史氏をお迎えし、お話を聞きました。

1.3.1 「おおむたミライ会議」より櫻井氏

「おおむたミライ会議」は意見を行動に変えられる人材が育つ場を目指し、対話のできるプラットフォームとして創られました。
これまで「おおむたミライ会議」が行ってきたワークショップについても紹介され、建築家の松岡恭子氏を招いて行われた「建築物から考える」ディスカッションイベントや、現役有明高専生の代表によりおこわなれた様々なワークショップについて紹介されました。

おおむたミライ会議 より 櫻井氏

1.3.2 「大牟田わかもの会議」より冨山氏

「大牟田わかもの会議」は、U-35の若者たちによる大牟田の未来を考えるワークショップを主催しています。大牟田への愛着や誇りを持っている若者が集い、繋がり、実際のアクションへと移していく組織として活動を行っています。
既に4つのアクションプランが進められていて、昨年のクリスマスイブには「Omuta駅っこクリスマスパーティ」と称したイベントが駅前広場で開催されました。冨山氏は、これまでの取り組みで培ったノウハウを今後にも活かしていきたいと熱く語っておられました。

大牟田わかもの会議 より 冨山氏

1.4 グループワーク

休憩を挟み、後半からはいよいよチームに分かれてグループワークが行われました。今回のテーマは、「実現への方針づくり」です。

過去2回行われてきたワークショップで話されてきた内容を踏まえ、実際のまちなかエリアのマップを見ながら、大牟田のまちをより住みやすくしていくために何が必要かを議論しました。

グループワークで話している内容を聞いてみると、前回までよりさらに具体性が高い内容が話し合われており、これまで深められてきた内容がいよいよ最終的な提案に結びつくんだなと、胸が熱くなりました。
また、複数回参加している方もいることで参加者同士の結びつきも強まり、意見交換がより活発に行われている印象を受けました❤️‍🔥

1.5 成果発表

1時間以上のグループワークを終え、最終的な成果発表が行われました。
今回は、3グループがそれぞれ5分ほどでグループワークでまとめられた意見を話しました。

それぞれのグループから、とても具体的な意見がたくさん出てきました。
それぞれが自分たちのまちの未来に思いを馳せながら熱く語っており、時には笑いが起きるシーンも見られたのが印象的でした✨

A班

◯A班の意見
大牟田駅の拡大ができると良いと思います。屋上に駐車場を作っておけば、駅の目の前はグリーンのある憩いの場にできるし、ビルの中にも商業施設や図書館などを併設できると利用者が増えると思います!また、災害の時の避難所にもできると思います。

B班

◯B班の意見
公園を様々な用途で活用していきたいと思います。芝生などで景観を整えて、名前も変えると、たくさんの層の人たちが利用できる街の新たな憩いの場になると思います。また、大牟田の道の広さや土地の広さを活かして、施設を整備していけると良いと思います。

C班

◯C班の意見
時間のかかるハード面とすぐに取り組めるソフト面の2つの面から意見が出ました。ハード面で最も大きな意見は、駅ビルです。商業施設や、飲食店、休憩できるスペースがたくさん入った駅ビルがあると、便利で、インパクトのあるまちになると思います。ソフト面では、若者間で使用されているSNSの活用を推し進めていきたいです。また、まち歩きに焦点を当てたウォーキングアプリがあると良いと思います!

2. 3回のワークショップを終えて

閉会に際し、九州大学の黒瀬教授とURリンケージの吉住氏、大牟田市役所から挨拶が行われました。

今回のワークショップを通して、大牟田に住む多くの人が自分たちのまちの未来を考え、具体的な意見にまで結びついたことに自信を持ちたいという想いが述べられました。

今回まとめられた意見を実際のアクションに結びつける、「未来ビジョン策定」がより楽しみになりました!


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