見出し画像

4回目のひな誕祭-ステージバック席より-

4回目のひな誕祭からもう三週間が経とうとしている。急遽その日に時間が取れることになり、それまでのチケット抽選を全て流していたから思い立ったが吉日、ステージバックのチケットを買っていた。
4月2日の最終日に行ってきました。

ステージバックというその観客席すら未知の世界。開放のお知らせを見た時、ステージバックとはなんぞや?!となった。
なんと言っても"完全なステージ裏の席となります。メンバーやステージ演出はご覧いただくことができません。"という文言にちょっとだけひるんだけど、記念すべき日を日向坂のライブで過ごせるならそれだけで良いか!と思ったら即決でした。

この日のライブのことは頭のなかだけじゃ纏まりきれないのでここに書きました。

ブルラズで花道を勢いよく駆けながら、客席に向かって煽ってる正源司さんはどこか少年ぽさがあって無邪気だった。
一年前のこの日にオーディションに応募したという秘話を聞いてありがとうの気持ちが溢れた。
四期生が披露した『青春の馬』は、全身全霊でこの曲を届けようとしている姿に胸を打たれました。
"私たち四期生は、なにを伝えられるだろう"とVTRに映し出された言葉と共に、オリジナルのロングワンピース衣裳を纏ってステージに立つ四期生の瞳には力強い意思がこもっているようで真っ直ぐだった。そして、何回も聴いてきたこの楽曲に込められた意味がはじめてわかった、日向坂にとって大きな存在なのだと知りました。
この楽曲が受け継がれていくこと、日向坂の明るいこの先が見えるみたいでした。
わたしはこのときもステージバックに設置されたモニターで見ていたのですが、数秒映ったその時の正源司さんの表情がとても記憶に残っています。
何かを伝えようとするそのがむしゃらさに気持ちがいっぱいになって、思わず推しメンタオルとオレンジレッドをそのひとには見えなくても胸に掲げていました。
正源司さんのあの主人公感はなんなのだろう。

自分にとって初めてのひな誕祭で、日向坂のみんなに会うのも初めてだった。
ただただひたすらにずっと楽しくて、ライブが終わった後には"終わってしまった....."とクヨクヨして数日引きずるくらいだった。
そのなかで、ひなのさんと金村さん、髙橋さんが印象深くて。
 ひなのさんは"このひとは骨の髄までアイドルなんだ"と思った。アイドルの型にとどまっているわけではなくて、『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』で、あの広い会場を一瞬で自分のものにしてしまう、その時間に釘づけでした。
"そんな小説はどこにもなかった"と言い放ったときのひなのさんの晴れやかな清々しい顔がよかったです。この先も目が離せないひと。
 金村さんと髙橋さんのパフォーマンスがとっても好きです。髙橋さんはどこにいても目を惹かれた存在でした。楽曲に入り込んでいる表情も、ダンスも引き込まれて、どこにいても全力だった。ライブが好きなんだろうなって伝わってくるようなパフォーマンスでした。透き通った髙橋さんの歌声が好きなので、もっと聴きける機会が増えたらいいな。
 個人PVで"ファインダー越しに見えた景色みたいにもっと鮮やかに輝きたい"と歌っていたように金村さんの美玖色は何色あるんですか?と尋ねたくなった。
わたしにはまだ知らない色彩があるんだろうなと、ステージで踊る金村さんを見ていて思いました。
金村さんが踊ってる時の表情をすごく見てしまう。その楽曲に入り込んで表情に感情や思いがでているから、その一瞬をコマ撮りにして残したいくらいステージは彼女たちにとっても毎回一度きりもので生ものなんだと感じました。

迎えた4回目のひな誕祭当日は、普段ライブに望む気持ちとはまた違っていました。
今回の観客席はメンバーに会えないかもしれない。それでもこの条件付きのチケットだったけれど、迷いよりも日向坂のライブに行きたい!という気持ちの方が勝っていた。今思えば、行かないという選択はなかったのかもしれません。
そうやって選んだ座席からの視線は新鮮でした。
私の視線から見えていたステージは、メンバーがギリギリ見えそうな見切れ席に近いステージバックだったけど正面の景色はわからなかった。
そんな中、ステージで踊る正源司さんたちの後姿をこんな長い間見るというのはなかなか無いかもと思いました。
正源司さんたちにあたる照明は、どこにいても輝きをやめずきらきらと絶え間なく光っていた。
ライブが楽しい!というのが後姿からも溢れているようでした。

イヤホンを耳にして日向坂の曲を聴いていると、音楽を生活の背にして聴いている感覚でそばにいるなあってなる。
いっぽうで、野外ライブのあの開放感で一番音楽を感じてるのは彼女たちだったのかもしれない。
たぶん、わたしはイヤホンで聴いている時よりも、ライブではじっと彼女たちの歌声やパフォーマンス、MCを感じようとしている。
ペンライトを振ったり、声を届けようと必死になっているんだけど、しっかり見たくて目で追いかけて見てしまうひとはどこにいても同じだと思った。
やっぱりメンバーに会えたらそれはとんでもなく嬉しくて、それ以上のことなんてないです。
だから、わたしはこの席でひな誕祭を観ていて、そのひとがステージで踊って歌っている姿を見たいから日向坂のライブに足を運んでいるんだなと実感した。
5年目の日向坂もその先もお祝いしたい。正源司さんが言葉にしていた四期生がグループの力になっていくこれからを見ていきたいです。

思い通りに声を出せない日々が続いたなかで、"知らないうちに愛されていた"の時に、ハマスタに響き渡っていた声、あの空間は最高でした。会場にいる人たちだれもが今日来てよかったって思っているような暖かい空間だった。
これからは日向坂の歌を喉が飽きるまでみんなと歌っていきたいとそう思いました。
ライブ中はみんなの表情につられてずっと頬が緩んでた。この4回目のひな誕祭で撮られた集合写真にはみんな、いい顔をしていました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?