「僕は僕を好きになる」のMVについて

こんにちは。オムさんです。
前回の更新が26thシングル表題曲「僕は僕を好きになる」の初解禁後、その感想についてでした。そして、今日はそのMVが解禁されたのでまたしてもその感想についてつらつらと書いていこうと思います。

ところで、皆さんはもう新曲のMVはご覧になりましたでしょうか?ここからの話は、これを読んでくださっているごく少数の物好きな皆さんがMVをすでに視聴している前提で話が進みます。(つまり、MVのネタバレを含むよ!ということです。まだご覧になっていない方はぜひ一度視聴してから戻ってきていただけると幸いです…リンクはこちらからどうぞ!https://youtu.be/F_WgREJgJhw)

今回のMVの監督さんは奥山大史さんという方で、乃木坂のMVを撮影されるのは初めてのことだったようです。(詳細は乃木坂46の公式ホームページの「ニュース」から確認してみてください。)
ずいぶんと前置きが長くなってしまいましたが、ここからは感想です。
一通り観た感想としては、「自然な斬新さ」です!抽象的な表現になってしまい、なかなか意味が伝わっていないと思いますので、ここから具体的な表現で書いていきます。

まず序盤です。それぞれがポジションに就くところから始まるというのが新しいなと思い、早速驚きました。詳細は後述しますが、この構成も全体のストーリーを考えると意味があるのだと私は考えています。
序盤から工夫が見られましたが、ここからしばらくはいわば「定跡どおり」の進行となります。このままオーソドックスなダンス中心のMVになるのかと思って観ていました。
しかし、1番のサビが終わりに近づくころに再び意表を突かれました。そうです。撮影チームがフレームインしてくるのです。メンバーの背後からの映像も利用し、より多くのスタッフが画角に収まることでその印象がより強く残るものとなっていると感じました。これ以降、音楽やモデル、演技とマルチにこなす「乃木坂46メンバーの生きる姿」というコンセプトがはっきり伝わってくる流れになっていると思います。
このコンセプトがあるからこそ、冒頭の部分で各メンバーがポジションに就くところから始まっているようにも感じます。「今からアイドルとしての仕事が始まるんだ」とでも言いましょうか。

その後は、それぞれのジャンルの仕事を慌ただしくこなしていく姿が続いていくのですが、そのどのシーンでもスタッフの方を映すことでそれらが「仕事」であり、「生き方」を効果的に表しています。あまり多くのMVを観てきたわけではないので大きなことは言えませんが、少なくとも私の目にはこうした「裏側」の部分まで意図的に盛り込むのは斬新な構想に映りましたし、作品のコンセプトもしっかり伝わって来ました。

そして、最後は一周する形で再びMVの撮影シーンに戻ってきます。「いろいろこなしているけれど、原点は歌って踊ること」という意味合いが含まれている、という風にも理解できました。

今までの乃木坂のMVから考えると、新しい取り組みが数多く見られたことが印象的でした。しかし、「頑張って新しいことをやろうとしている」という印象はあまりなく、自然な作りになっているとも思います。
自然に受け入れられるように新しいことを実行する、というのはきっと私が考える以上に難しいことであるのではないでしょうか。この両立は簡単ではないはずです。
これを乃木坂のMV一発目でできてしまうのですから、二度目、三度目があることにも期待してしまいます。

個人的には今回のMVはかなり好きです。これからカップリング曲のMVも続々公開されると思うので、そちらもとっても楽しみです。(あと未だに未発表の通常版収録曲も!)

またいずれ更新します。それでは。

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