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グーニーズ  リチャード・ドナー

1985年のアメリカ合衆国の映画。場所はオレゴン州のアストリア。マイキー・ウォルシュと兄ブランドは憂鬱な顔をしていた。住宅を担保にして借りていた多額の借金を明日までに返済しなければウォルシュ一家は再開発のために、住宅を明け渡さなければならなかったからだ。そんなマイキーの元に友達のマウス、チャンク、データが集まっていた。彼らは自らを「グーニーズ」と名乗るわんぱくな子供達だった。そんなある日、グーニーズはマイキーの自宅の屋根裏で、片目の海賊ウィリーが隠した宝の地図を発見する。その宝物を探し出し借金のカタにする為にグーニーズを中心としたメンバーが旅立つ。地図を頼りに岬に行き、そこに古いレストランを発見した。人影がありそこにいたのがギャングのフラテリー一家だった。しかしそこでフラテリー一家に捕まってしまったチャンクは、同じ部屋で監禁されていたフラテリー一家の奇形の為に鎖で繋がれていた三男スロースと親しくなり一緒に脱出に成功し、マイキー達に合流する。最終的に海賊船の宝物を発見するがフラテリー一家に終われ身の危険を感じたグーニーズ達はお宝を見捨て泣く泣く脱出した。地上に出てマイキーが持っていたビー玉袋から、大粒の宝石のお宝がいくつか見つかり、これで借金返済が可能になり、立ち退きの心配がなくなったことで目的は果たされた。以上が概要となり感想は下記の通りです。

グーニーズは今まで観ていた気がしたが実際は観ていなかった映画だった。放映された時代が丁度私が小学校の頃だったので、その時分を思い出し子供に帰った気分で楽しめた。オープニングから音楽や映像のテンポがワクワクして初めて観る映画ではあったが何かそこには懐かしさがあった。グーニーズの面子はみんな仲が良いがそれぞれが個性的だった。それがケミストリーを起こし物語が上手く進んで行く。スロースは一見気持ち悪く見えるが、慣れてくるととても愛らしく可愛らしいキャラクターに感じてくるのは私だけでは無かっただろう。若さゆえの純粋さを持ち感情的で物事を深く考えず好奇心ドリブンで行動するグーニズは歳を重ねるたびに自分自身が失ってしまった大切なものを思い出させてくれた。自分自身の少年時代の淡い記憶をフラッシュバックさせてくれた懐かしくほっこりした映画だった。

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