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#7 人生の扉をひらく「万能の鍵」 ラルフ・ウォルドー・トライン #読書感想文

ラルフ・ウォルドー・トライン(1866年10月26日-1958年11月8日)は、アメリカの哲学者、著述家、教育者。 イリノイ州・マウントモリス。 ニューソート(聖書を別の立場から解釈したキリスト教の新思想・潮流)に関する著書を多く発表したことで知られる人物。
・不平不満をいうのは、心の力という銀行から預金を引き出してしまうのと同じである。

不満を言うとすっきりするから、あまり我慢をしない方が良いという事をよく聞く。どちらかというと私は我慢する方なので、あまり愚痴は言わない。といっても全く言わないわけではない。たまに不満を言葉に出すと自分自身を俯瞰して、客観的に見れるときがある。あっ俺こんなことで悩んでいたんだと気付く。それはそれでいい効用がある。ただあまり普段言わないのでたまに口にすると不満が止まらなくなる。最終的に自暴自棄になり落ち組むという負の連鎖にはまる時がある。いや、だいたいにおいてそうなる。ではどうしたらいいのだろうか?愚痴を言う前に解決方法を考えておくというのはどうだろうか?「うん、それでじぶんはこうしようと思っているんだ」とか「この経験から学んだから次からこうしようと思うんだ」とか。いつも同じ愚痴を言って、いつも同じ行動をしているのが問題だと思う。でも客観的に人間を見ていると、なかなか人間は変わらない生き物だなぁと実感する時の方が多い。

・物質的な富は本当の財産ではない。
自分のなかに必要なものを充分に手に入れるパワーがあり、いつでもそのパワーを動かすことができると気付いた人は、もう負担になる莫大な物質的富を抱え込もうとはしない。

人間は儲けられる話を実行できなかった時よりも、いつももらえている物がもらえなくなる方が損したと感じるらしい。だから、生活の質を落とすのが難しいのだろう。そこまで割り切れれば、日本は基本的にデフレな訳だし、自由に生活できるのではないのかなと思う。誰も自分のことなんて見てないのだから、物に振り回される生活なんてナンセンスだと思う。心の中もミニマリストになれれば身軽になり行動範囲が広がって人生を楽しめる。

・人生の原動力のすべては内側にある。これは普遍的な真実であり、内側がそうだから外側もそうなるのだ。

何にも効果の無い薬を飲んでも人間は効果があるらしい。プラセボ薬品みたいな名前の会社もあるくらいだし。想いの力は強力だと実感します。

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