見出し画像

#2 ザ・ラストマン 川村隆 日立製作所元会長 #読書感想文

川村 隆(かわむら たかし、1939年12月19日 - )は、日本の実業家。元東京電力ホールディングス取締役会長。元みずほフィナンシャルグループ社外取締役。元日立製作所取締役・代表執行役会長兼執行役社長、同相談役。
・自分が思っている自分と、まわりが見ている自分は違う。「自分の目」以外の客観的な評価を知っておかないと、何をどう直せばいいのかが分からない。

相対的に物事を考える事は重要だと思います。それによって価値基準や判断基準が変わるから不思議だ。また判断する時の情報の不確かさも要諦になってくる。

・「決められない理由」を探すことは、とても簡単です。
「決められるリーダーが大切にしていること」
①現状を分析する
②未来を予測する
③戦略を描く
④説明責任を果たす
⑤断固、実行する

他人が起こしてしまった失敗や防ぎようの無い問題に対しても、最終的に自分の問題として受け入れるという感覚を持つ事。この覚悟は不可能を可能にする。

・物事には必ず前兆があります。

結果は目に見えるけれど、原因は中々目に見えにくいものだというのを良く聞きます。だから結果は一見分かりやすく人々の興味の的になる。そしてその原因を考え想像することを面倒くさがる、そもそも興味が無いのかもしれない。また悪い出来事に対し自分は絶対起さないだろうと錯覚している。ただその原因は誰もが持っているものであったりもする。ただ形になっていないだけ、明日は我が身かもしれないというマインド、他人の事を自分事として捉える感覚。原因と結果をバイアスなく直視する勇気や客観性が必要だ。

・「Remember, the best is yet to come!」
「覚えておきなさい、最良のときはこれから来ることを」
ビジネスマン人生は楽しいことばかりでなく、困難なことやしんどいこともたくさんあるでしょう。それでも、そこで立ち止まらずに自分を信じて前進し、学習し続けていれば、最良の日が必ず訪れるはずです
ラストマンとして生き続けた先に最良の日が待っているのだと、私は確信しています。

前向きで実力と自信と運を持っていないリーダーに人々は賛同しない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?