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#6 人生の扉をひらく「万能の鍵」 ラルフ・ウォルドー・トライン #読書感想文

ラルフ・ウォルドー・トライン(1866年10月26日-1958年11月8日)は、アメリカの哲学者、著述家、教育者。 イリノイ州・マウントモリス。 ニューソート(聖書を別の立場から解釈したキリスト教の新思想・潮流)に関する著書を多く発表したことで知られる人物。
・どんな仕事であっても、自分で自分をどう考えるかがあなたの仕事の効果を決定する。

つまらない仕事ならやめて良いと思う。ただどうしてもやらなけばやらない時は一生懸命に遂行した方がよい。どうせやるならさっさと終わりにして、好きな事に軸足を置こう。

・すべての真実が「たったいま」存在し、ただ私たちが気付くのを待っているだけであるように、いま必要なものはすべて、たった今存在していて、それを手にする私たちのパワーが働くのを待っている。

メーテルリンクの青い鳥のようだ。しあわせの青い鳥を さがして、チルチルとミチルは いろんな国をたずね歩いたが、どこにも 青い鳥は いなかった。しあわせの青い鳥は、ずっと前から 自分のうちに いたということに気付く。わたしが思うのは、行動して色々なものを見てきたからこそ経験を通してしあわせの鳥だと分かったんだと思う。頭で理解していても腹落ちしなかったんだと思う。疑問に思って行動する、色々な事を経験し体得しさまざま気付きがうまれる。でももしかしたら場合によっては途中で青い鳥をみつけた人もいたかもしれない。それもそれで正解だと思う。大切なのは自分で問いを立て自分で答えを見つけることが重要だということを痛感した。答えは人それぞれあって良い、むしろあった方が良い。そしたら意外にも身近な所に大切なものがあることに気が付くのかもしれない。

・魂が語りかけたら、すぐに行動しなさい。

あまり考えすぎても行動できなくなる時がある。とりあえずやってみてあとで色々考えた方が納得できるし、そのほうが堅苦しくない。料理のおいしさは実際に食してみないと説明書きやレシピを読んだだけでは分からない。

・逆境にいても落胆せず、最善を尽くして、つねにもっと良いこと、もっと豊かな将来を期待しなさい。

大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)年間4か月(5月3日~9月3日)と定められた期間で、標高1719m、一日往復48kmの険しい山道を千日間歩き続ける修行を成し遂げた、塩沼亮潤大阿闍梨が言っていた話で、「往復48kmの山道を千日も歩いておりますと、嵐の日もあれば雪の日もあるし、自分の体調がいいときも悪いときもある。とかくマイナス思考に傾きがちになります。そこをすぐにプラスに切り替えて、与えられた環境の中で精いっぱい、明るい気持ちで繰り返すわけです。
例えば、修行中に目が覚めるとひざに水がたまっていたり、高熱が出ていたりした日もありました。苦しいのですが、そこにとらわれてはなりません。そうきたか、じゃあ、どうやって乗り切ってやろうかと、楽しむ自分がおりました。そのような繰り返しの中で、いかに生きるべきかが、なるほどそうかと、一つ一つわかってくるのです。」というのを聞いたことがある。ポジティブに考え最善策を考え実行することの素晴らしさを改めて感じさせられた。

・絶対的に信じること、期待すること。期待という水をやって信念を育てること。そうすれば、あなたは望ましいものを引きつける磁石になる。
絶対的に信じること、それが唯一のほんとうの成功法則だ。

中村天風さんも信念をもって生きることの大切さを言っていた。自分を信じた時の体のそこから突き上げてくる力強さは、生命力を与えてくれる。その気になればなんでもできるんじゃないのかという清々しい風を感じさせてくれる。

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