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#3 人生の扉をひらく「万能の鍵」 ラルフ・ウォルドー・トライン #読書感想文

ラルフ・ウォルドー・トライン(1866年10月26日-1958年11月8日)は、アメリカの哲学者、著述家、教育者。 イリノイ州・マウントモリス。 ニューソート(聖書を別の立場から解釈したキリスト教の新思想・潮流)に関する著書を多く発表したことで知られる人物。
・恐怖に支配された心は恐怖が入ってくる扉を開け、恐れたことが現実になる。

恐怖に支配されない為にはどうしたら良いのか。一つには客観的に物事を理解する事だ。恐怖は感情的なものだ。個人個人各々違ってくる。そこで数字や周りの様子はどうなっているのか、日本ではこうだが世界はどうなっているのか、去年はどうだったかなどを正しく理解することにより、正しく理解し腹落ちできる。正しく恐れることができる。何事もゼロリスクは無く、人それぞれ生き方をデザインしなくてはならない。後は大体恐怖心に襲われる状態というのは過去や未来の出来事を想定している。現実には何も起こってはいない。だから未来も過去も考えずに今に集中することにフォーカスすることで負の連鎖から抜け出せる。今に没頭することが重要だ。

・身体のことを気にかけないほうが健康なものだ。異常な考えや関心を身体に向け続けているために健康を損なっている人たちがたくさんいる。栄養をとり、運動をし、新鮮な空気を吸い、必要なだけ陽光を浴び、身を清潔にして、あとはできるだけ体のことは考えないほうが良い。考えるにしても、話すにしても、悪い面にこだわらないこと。

病気を治す為には、病気を忘れることだ。そうすれば病気のほうから離れていく。という言葉を聞いたことがある。もしかしたら、自分自身が病気を招いて居心地良くさせているのかもしれない。

・いつか自分にも良いものが与えられる、いつか良いことが起こると考えるのはやめよう。いまの人生で良いことを実現しよう。最善のことこそがふさわしいということを思い出そう。

めちゃくちゃ良い言葉だ。今最善を尽くそう。今だけが正義で、今だけが信じられるものだから。

・愛する人には愛が引き寄せられる。
わたしたちは愛する度合いに応じて愛される。思考は力である。それぞれのい思考が同種のものを生み出す。

人間は不思議で他人から何か自分に対して良いことをしてもらうと、お返しをしたくなる。何も金銭的なものや、プレゼント的なものや、または実際伺って感謝を述べたりと。体のどこかで覚えていて、ある時それがふっと思い浮かび行動している。気持ちの良い行為だ。気がついたら、自分の周りにそういう人が溢れているといいなと思う。なぜならば、そうでは無い人も周りに存在するから。

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