今日のお題「面接でわかったこと」

課題
面接を経験し、わかったことと、自分なりの今後の対策について教えてください。

 昨年の暮れに思ってもみない求人が打ち出されていて急遽飛び込み、無事に書類を通過して筆記試験と面接まで漕ぎ着けることが出来た。自分で言うのもキャリアはそれなりにあるので書類は通る自信はあったので、求人を送った次の日から面接のシミュレーションをしていたぐらいだ。移行支援の職員さんは2人ともタイプが違うので、とても参考になった。とはいえ、いわゆる普通の業界ではないので職員さんも慣れておらず、志を言うと「えらい夢大きそうなんですけど…」みたいに返ってきたのが印象的。

 そしていざ本番。筆記試験の途中に、たった6人しかいない志願者から2人ずつの面接でいきなりオッとなった。「これは先に入ったほうから聞かれるやつだな」と直感で察し、相方の人にサッと前をお譲りして考慮時間を作ることに成功。気の毒だがその相方さんはだいぶ緊張していて質問にもうまく答えられないぐらいだった。就活はこうした勝負の世界、まずライバル一人は落とせたかと内心思っていた。かなり性格が悪い。
 しかし、自分にもこれ以上ない危険因子を抱えていた。移行支援職員の同行だ。クローズ枠での求人なので「そもそも移行支援とはなんぞや、障害持っているのに働けるのか」という疑念しか抱かれておらず、そうした面での質問は一切なかった。つまり、書類に通過はしたが人事がいざ履歴書を読むと、その時点で蹴られるのが確定したのだと思う。
 あれば良いスキルといってもソフトの操作の違い程度しかなく1ヶ月足らずで覚えられるようなもんだし、なにより自分には「コレ」というアピールポイントもある。マニアックな質問をすれば、今度は人事の側が返答に困り、この道に明るいぞ、熱意は十分にあるぞと伝えられたはずだったが、結果は5日後にお祈りメールが返ってきた。

 自棄酒を浴びながら敗因を考えていたが、やはり障害の開示、職員の同行、そしてこう言っては申し訳ないが、この業界を1ミリも知らない職員さんが面接に割って入り逆アシストする言動を取ったのが最大の要因だなという結論に至った。放送やプロダクション業界なんて残業代という概念すらなく年俸制で使えるだけ使い潰すのが当たり前なブラック業界。そんな業界で働こうとしているのに「彼は毎日朝9時から夕方5時までしっかりと通所されていますし、立ち作業や軽作業なども丁寧に素早く…」といった感じ。目で「おいやめろ」とギロッと睨んだがもう間に合わない。「9時5時?朝イチから日付変わって2時までとかが平常運転の業界でなに舐めたこと言ってんの?」と人事も自分も思っていた。帰り道で「いや~すごいとこ来れたわぁ~、この仕事やってるとこういう事があるからいいんですよねぇ」とか言ってたけど、アンタはそれでいいだろうけどこちらは遊びに来たんじゃないんだぞと...もう最悪すぎた。でも不安で同行をお願いしたのは自分なのでその責任は自分にある。この同行がなかったら、今頃バリバリ働いていたのかもしれないと思うと悲しい。

 ひとまずこの面接で、持ち前の本番での勝負強さや企業研究も絡めた問答もバッチリ出来たという実感は大きい。今後は一人でも大丈夫なはずなので、次にクローズで行くなら全てを隠して完全クローズでやっていくしかないなという感じ。
 オープン枠でこっち関係に挑戦するとしたら、自分が対策をするというよりも、逆に職員側がその業界の傾向と対策をして欲しいと思った。勝手がわからない職員の言動でひっくり返るのだけはもう勘弁願いたい。
 しかし、今までやってきた音楽仲間の人からはふとした事で全てのアカウントからブロックされてしまい絶交状態になり、ショックもあって楽器に触ることも一切なくなってしまった。そういうのもあって色々と燃え尽きてしまったので、おそらくもう次の面接はないだろうと思っている。面接以前に生きるか死ぬかを選択する段階だ。毎回ここに着地するが、早く安楽死をしたい。

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