今月の作文「秋と言えば・・・」

「秋と言えば・・・」

　秋は色々と騒がしい季節。最近ではハロウィンも日本で浸透してきて、意味をはき違えたわけのわからないバカ騒ぎになっているし、地域の伝統だと称して不良少年からいかついおっさん達が彼らの飲み食いするお金をふんだくろうと全ての家を恫喝・詐欺に近いかたちで押し寄せてくる。大体は「献花代」「祭典費」といった隠語で数万円レベルの額を払えとノックもせずいきなりドアを開けてきて怖い。この祭りの時期はとにかく「戸締まりは確実にしておけ」「絶対に居留守をしろ」というのがこちら側の慣例になっている。
どうしてガキの奇声を四六時中聞かされて、深夜3時4時までワッショイワッショイで不眠にさせられた上にお金まで払わないといけないのか。むしろお金をもらう立場だろと毎年思う。迷惑でしかない伝統なら排除してしまえ、そもそもお前ら農家でもないやろ。騒ぎたいなら居酒屋かなんかで自費で飲み会でもしてろと言いたい。

自分は去年の今頃にこの事業所に来ることになったが、入ってすぐにこの事件が勃発。法人でも関係ナシでいきなり移行支援のドアを開けて「あーっす、祭りの花代にきやしたー」といかつい兄ちゃんが入ってきた。文字通り入ってきた、ドアを開けて中を伺うとかじゃなくて、玄関まで足を入れたので不法侵入。詳しくはわからないが、勢いに負けて払ってしまったようなので、次からは拒否してくださいと強めに言っておいたのを覚えている。
　施設外で使う道具は各自の金で買えというのにこうした福祉事業に全く関係のない無意味な費用は出すのはチャンチャラおかしいしな。...まさかこの雑費を経費として計上しますとなってないだろうな？

　こういう感じで秋は回避できない不可抗力でどうしてもメンタルが落ちてしまう。冬になれば年末年始以外はシンと静まり返った夜が心地よくて調子が良くなるんだけどな。冬季うつという言葉があるが、自分は逆に冬以外うつという感じ。早く寒い冬が来てほしい。もうずっと冬でいいよ。大阪では見られないから憧れもある雪を毎日見ていたい。