今日のお題「下半期に向けた目標」

課題
今年半期を振り返り、下半期に向けた目標や取り組むべき内容について書いてください。
(就労に向けた内容を中心に)

 節目でもある2020年の始めも始めにとんでもない事態に陥ってしまった。エボラ出血熱やSARSなんかでWHOの出方は大体わかっていたので、それなりに深刻な状況になりそうだという予感が的中。精神科の待合室で流れていたダイヤモンド・プリンセス号が帰港するのに駆けつけた大量の報道陣の画を今でも覚えている。つまりこの日は2月6日ということか。自分の日にちの確認方法がこうした思い出方式なのがなんとも独特。
 2月は通所日全てが施設外、そのうち週2日は自転車で30分以上かけて工場へ直行というなかなかハードなスケジュール。行き来だけでも辛いのに、作業の中身も某レジャー施設向けの装備を作る下準備という思考のいらないルーチンワークでかなり厳しかった。ここは常にFM802が流れているのだが、入院中に唯一許されていたラジオでずっとわけのわからんDJのトークなんかを聞いていたので、フラッシュバックとしてもキツかった。
 アインシュタインではないが、この工場や物流倉庫での2時間は家でのんびりしている時の20分ぐらいの体感。これが相対性理論、自分にとって本当に2時間だなと思うのは映画を1本まるまる観るといったところか。それなりに時間が経ったが、経ちすぎだとは思わない丁度良い体感だ。

 そうした肉体的に疲れていながらもなんとかやり遂げられて、この半年でだいぶ体力がついたなという実感が湧いた。3月は逆に工場が完全にストップしてしまったので、事業所で内職をするしかなく、これもまた厳しい日々が続いた。「まだ座れるだけマシだ」と割り切る。さらに4月は内職すらなくなり、自前でプリントアウトした事業所のチラシを近所に配りまくるという地獄のような作業。作業がないならないで適当に中でデイケア風な何かでもしてればいいのにと思ったぐらいだ。

 4月、ついに大阪でも自粛命令が来て事業所もストップ。移行支援組は在宅ワークに切り替わることになった。自分は一般的ではあるが事業所内ではかなりデジタルに明るいので、職員さんと一緒にどうしたらスムーズに出来るかを考えながら枠組みを作り、就労プログラムでは自分が進行役として色々と下準備をしたりと忙しかった。「おもちさんがいて良かった、いなかったら大変でしたよ」と率直に評価して頂けたのも良かった。
 自分もこれを機にOfficeの月額サブスクを契約して、課題では写真やグラフを見た目よくデザインしたりと自主トレとして実践的な練習を行っていた。毎回長文になってしまうのが自分にとっての課題、「シンプルかつわかりやすく」を頑張らないといけないなという感じだった。

 といった具合であっという間に自粛も終わり、段階的ではあるが平常運転に戻りつつある。2月の実質週5フルタイムは自信にはなったが、これを数年数十年連続でこなせるかとなると言葉に詰まる。精神的にもやっぱり不安定かつ波が大きくて、クローズ枠での就職は正直キツいと感じている。
 移行支援なので就職を目指す訳だが、就職以前に生きる気力がゼロ付近。プログラムでも「何がしたい?どうなりたい?」というテーマが多いが「死にたい」としか思わない。明るく振る舞ってはいるが、あれも本性を隠した浅はかすぎる一般論で言っているだけ。
 移行支援に在籍出来るのもあと1年しかないが、あと1年でまた引きこもり生活に戻れるのかというマイナス側に指向が行っている。これをなんとかプラスに戻し、何か人生を楽しいと感じられるものを探し出すのが今年後半の最大の目標だ。

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