#42 Omoshiro秘密基地Vol.2
こんばんは!
昨日のOmoshiro秘密基地イベントでのこどもたちとのワークについて話をします。
言葉による感情表現をすること、行動につなげることには、トレーニングが必要だよ…と、いうことを以前も書きましたが
このトレーニングのゴールは、
・伝えることを楽しめる。
・世界が広がる、広がった感覚がもてる。
・自分と他者の違いをおもしろがれる。
と、感覚的要素が強く、ある程度の回数による「上書き経験」が必要になります。
発達段階による獲得できている言語数もあるため、当日のイベントでどんな仕掛けをするのか悩み…
今回は、「その理由」を語らせること、深めることをポイントにしワークの流れを作りました。
理由の同義語には…
筋道、理屈、訳合、由縁、裏付け…などなど。
感のいい方は分かると思いますが
理由を語ることで、自分の本当に伝えたいことが意識化できるという仕掛けなのです。
やってみて、思った以上になかなか上手い仕組みでした。めちゃくちゃいいワークになったので、いくつか紹介します。
①絵を描きたい→図工で先生に褒められたから、ここでも自然とかの絵を描きたいと思った→お母さんやみんなに褒められたい。
②社会の時間に農業について調べて発表しなきゃいけないから練習とかしたい→発表するのは緊張して声が小さくなってちゃう→練習したら学校の授業が楽になる気がする。
③調理実習をしたい→コロナで学校で調理実習できないからここで練習したい→将来料理のプロになりたいと思っている。
段階変化がわかりますか?
やりたいことが
その理由を語ることで
願いや希望につながる
ワークをしながら、こどもたちが互いの意見に影響しあい乗ってきてくれるので、図に乗ったわたし…さらに深めにかかります。
願いや希望を語ってみての発見を問います。
・しつこいなと思ったけど、自分の言いたいことが言えた。
・伝わった気がする。伝わるよう頑張った気がする。
・楽しかった
こんな感想が出ました。
わかります?
よしっ!!って感じなのです。
↓ みんなで作った発表資料
お母さんの前での発表では、
やりたいことを書いたピンクの付箋と、その理由を書いた青の付箋をそれぞれが持ち、発表しました。
司会、話す順番決めも一緒に考えました。
発表会では、お母さんたちの大きな「うん。うん。」といううなづきが勇気をくれました。
大きな拍手が鳴り響きました。
みんなで作った発表会。
みんなが作った発表会。
とても楽しかったです。
この経験が、いつかの「お守り」になれっ!と
願ったりです。
6/26(土) Omoshiro初イベント報告でした。
日をまたいでしまいました。
では!また本日の夜に!
BY.スグロ