見出し画像

ホントは○○ちゃんが好きなんだ。君を20年騙していたんだよ

昨日は家人がデイサービスだった

お天気も良かったので、
私は自転車であちこち用事を済ませ
久しぶりに東京ドームに行ってみた

暑かったのでアイスを食べる
31のアイスを食べたの、何年ぶりだろう…

東京ドームシティの中で買い物をしたり久々にのんびり
天気がいいので気持ちがいい💕

が、目下、私はいろいろ行き詰っている

家人の介護もだけど、
自分の仕事も
「なんでこんなにスムーズに行かないんだー!」」
ということばかり😿

永久ループにはまり込んでいるみたいな気分

介護の悶々より
仕事の悶々の方がつらい

と思っていた夜、
家人がとんでもない暴言を言い出し
私がブチ切れるという事態になった

*****

この日はすごく夕日が美しかった
我が家は、都心にしては珍しく
4方向に窓があるので、
朝日がスカイツリー方面から昇るところも
夕日が池袋方面に落ちるところもみることができる

家人がいるリビングは西向きなので
夕日が本当にきれいに見える
でも、いつも窓と逆方向を向いて座っている
家人には見えないから
車椅子を窓に向けて「ほら夕日がきれいだよー」
と見せてあげたところが始まりで…

この写真はその日のものではないんですが
こんな風に我が家の窓からはきれいな景色が見えるのです

右奥は池袋の夜景 左の窓の明かりがいっぱいついているビルは講談社

で、池袋方面を指さして
「あそこはどこだ?」と家人に聞いたら
「××」とかつて元嫁○○さんと住んでいた場所を言った
私はちょっとカチンときて
「××に行きたいの?じゃあ、○○さんに会いたいってこと?」
と意地悪な質問をしちゃったのが間違いだった

家人はなんのてらいもなく
「うん、本当は○○ちゃんが大好きなんだ」
と言い出した

「ええ!じゃあ私は?」
「とんすけちゃんは2番手かな」
「じゃあ、私をだましてたの?」
「うん、20年もだましていてごめんね」

としれっと言い出した

頭がポンコツになっているとはいえ
私も冷静ではいられない
ポンコツだからこそ本音を言っているのではないかとさえ
思えてきた

実際はこんなスムーズに会話ができたわけではなく
私は激怒りし、家人はパニックになって
ますます○○ちゃんがいいと言い出す始末

もう冷静になれない
「じゃあ、○○さんのところに行けばいいでしょ
 止めないよ」
「いまさら行ってももう遅いよ」

「はぁ?なにその未練たらたらの言い方は!
 私を何だと思ってるわけ?!」
と、自分で水を向けたくせに怒りが収まらない

こういう時はその場を離れた方がいいとわかってる

なので、
ちょっとだけ仕事部屋に戻って
自分の気持ちも抑えようと努力した

で、2時間後おむつを替えに行ったとき
聞かなきゃいいのにまたしても
「さっきさ、私より○○ちゃんが一番好きって
 言ってたけどホント?」
と質問したら
「うん、そうだね」とのうのうと答える!!!

ショックすぎて手が震える
うわー、これはダメだ
これが本心ならもう私は降参だ


実は、私と家人が付き合うことになった時
家人は私より10歳年上なのを5歳上だとサバ読んでいた
それはすぐにカミングアウトしたのだけど

実はまだ別居中だったのにバツイチだと
ウソをついて1年くらい私と付き合っていたのだ

付き合い始めてすぐ、家人は都心の便利な場所にある
私の家に入りびたりになり、荷物がどんどん増えてきたので
「じゃあ、一緒に住む?」となり、
新居を探して契約!となった日の夜に
「実はまだ本当は離婚が成立していないんだ」
とカミングアウトしてきたのだ

ひどいオトコでしょー

  余談ですが…
  という話をうちの受講生や友人に告げ口すると
  「それほどまで先生と付き合いたかったんですよ
   許してあげて―」
  とみんな口をそろえて味方するので家人はいつもニヤニヤしていた
  穏やかでサービス精神旺盛な家人は
  うちのお客様や受講生、友人たちに人気があった

元嫁は離婚したくないので
離婚に応じてくれず、
家人は家出をして別居中だったのだ

当然私は泣きわめき大騒ぎしたけれど
それで別れるとはもうならないところまで来ていた

家人と元嫁は実は同じ会社に勤めていた
と言っても大企業なので、部署は全然違い
当時、元嫁は大阪に転勤中だった

なので、家人は有休をとって大阪まで通い
離婚調停をして
やっと離婚が成立したのであった


なので、
離婚したかったのは家人だから
今になって元に戻りたいというのは変な話なのだけど
でも、家人は人の好き嫌いがあまりないタイプで
離婚調停中も
元嫁のことは「別に嫌いじゃない」と言っていた

私にしたら「は???」な話
「じゃあ離婚しなくていいじゃん」
「イヤ、もう一緒に暮らすのは無理」
というあいまいな感じだった

そんな態度だから
本当に離婚したいわけではないのでは?
と、元嫁にも調停員にも言われていた

相談した離婚カウンセラーにも
「それはとんすけさんの独りよがりなのでは?
 家人さんからはあまり離婚したい熱量を感じなかったわ」
なんて言われたことさえあった

でも最後は調停員が
「いくらあなたがゴネても
 冷えてしまった相手の気持ちを取り戻すのは無理だから、
 もう気持ちを切り替えたら?」
との言葉に元嫁が合意したらしい

という、顛末があったので
家人には優柔不断というか中途半端な面があることはわかっている

なので、
「実は本当は好きなんじゃないの?
 気持ちをごまかして私と付き合っていたんじゃないの?
 深層心理で思っていたことを今言ってるんじゃないの?」
と勘ぐってしまうのだ

家人は私が立ち去ると、
何事もなかったようにグーグー寝ていたが
私は恐怖で眠れなかった

翌朝、おそるおそる
「昨日、あなたこんなこと言ったんだけど覚えてる?」
と聞いてみたら

「へー、それは間違いだね 
 ありえないよ
 とんすけちゃんが一番に決まってるでしょ
 なんでそんなこと聞くの?」
と開口一番に言ったので
ちょっとホッとしたのだけれど
疑惑はまだまだ晴れないのであった

私は人の好き嫌いがはっきりしているタイプなので
「もう無理!」となったらそれを撤回することはない

けど
家人はフレンドリーというか博愛主義というか
あまり人を拒絶しないタイプなので
「本当はさ、」なんてまた言うんじゃないかと思って
ドキドキするのであった

だから、
それ以来、1日に何回も
「ねぇねぇ、世界で一番愛してるのは誰?」
と聞いてしまう気持ち悪いオバサンになっている
(⌒▽⌒)アハハ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?