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何年たっても慣れない介護生活

私が介護している相手は 要介護5で身体障碍者2級
一人では起き上がることもできないし、
重篤な高次脳機能障害がある

事故に遭って3年間、
ケガの治療はもちろんだけど、
それ以外にも知らないうちに足の爪が取れちゃったり
(足の過緊張のせい)。
帯状疱疹になったり、
お尻の褥瘡が治らなかったり、
コロナに罹ったり(私がうつしたんだけど)
いろんなことがあった

でも、3年で
たいていのことは経験したと思っていたのだけど
「まだそんなこと起きます!?」
「え~!」
という出来事が起きるものだ

介護って奥が深い!(≧∇≦)

*****

先日、ショートステイから戻ってきたとき
動きが悪い左足のかかとに小さな褥瘡ができかけていると
申し送りに書いてあった

寝るときに圧がかかったのかなくらいに考えていた
家では寝るときに足の下にはクッションを入れている
でも、それにしては範囲が広いな…かかと全体じゃん
と思っていた

ショートステイから帰ってきて何日経っても
褥瘡は治らない っていうか、ひどくなってる?

ちょっとザワザワ

今日来た訪問診療の先生に見てもらったら
「これは装具のせいだね」

「ヒー!そうなんですね!」
でも、2年以上つけている装具なのに
なぜ今になって?!
しかも歩くわけでもないのに

なぞだらけ!

リハビリの先生に聞いたら、
「足の形も動きも変わってきているから
 かもしれませんね
 装具はリハビリの時だけつけておいた方が
 よいですよ。
 それだけ足を締め付けてしまうし」
と言う

装具を作ったばかりの時は医療機関で
「なるべく装具はつけていてください
 起きたらつけるようにしてください」
と言われていた

だから、愚直にそれを守っていた

この褥瘡、私の責任?!
さじ加減がわからないよー😿

******

今日は以前通っていたストレッチスタジオを
経営するご夫妻が家人を見に来てくれた
ご主人は今ではパーキンソン病改善の権威?!
のようになっていて大活躍だ

家人の身体を痛くないように触り
関節などをぐるぐる回したり、
手を伸ばしたりしてくれる

かつて見てもらったことがあるとはいえ
体に触られて恐怖を感じないで
おとなしくしているのは驚異的なこと
びっくり!

私ではうまく説明できないけど
脳につながっている身体の仕組を理解
している人なので、
いろいろな調整ができるみたい
調整後、心なしか顔つきが変わったような…

*****

夜になって、20時から私は仕事で
オンラインのセミナーをしていた
セミナー終了5分前に
リビングの監視カメラから突然
「痛いよ痛いよ!」という絶叫が聞こえてきた

どうにかセミナーを終えて
家人のいるリビングに飛んでいったら
なんと車椅子から落ちていた!

なんで???
どうやったら落ちるの????

私一人では到底助けることはできないので
近所のサポーターを呼んで
どうにか汗だくになって二人でベッドにあげた

「ふぅ~、よかったー」

サポーターのお兄さんも
「良かったです、いつでも言ってください!」
と言って帰ろうとしたとき

「ありがとうございました
 とても助かりました」
と家人がハキハキお礼を言うのでびっくり!

こんなことになってパニックになったかと
思ったら、予想外に冷静で
普通にしゃべるので驚いてしまった

自分が動けると思って車いすから落ちたのかな
これもストレッチ効果なのだろうか…

それにしても
車いすに座らせておけば安心と思っていたのに
これからは目が離せない…

いつまでたっても振り回されるなぁ

私の仕事は減りそうにない

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