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50

9年前から、一つ年取る日が震災の日になった。
黙祷する日。

だからといって何が変わるってもんでもなく、自分にとってはそれなりに大切な日には違いない。
喜ぶべき日。

やっと50になれた。
素直にうれしい。

ええ年したおっさんが何を言ってんねん、という話なんだけど。
特別な日。

最近いろいろあって、いろいろ考えさせられ、年を取るってこういうことなんかなと思う。
いい意味で。

先日はじめたこのnoteは自分のスキが溢れる場所なので、ネガティヴな思考とは無縁。
今日もいいことがあった。

妻と2人でランチに行った。
近所の美味しいお店。

新型コロナの影響で、外食は控えめになってて大変な状況なのに、そのお店には平和な空気が漂っていた。
店主だけじゃなく、他の客も誰一人としてマスクも着けず、笑顔が溢れていた。

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ランチコースを注文して、シェフと雑談しながら、出された料理をiPhoneで撮ってからいただく。
美味しい。

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目玉焼きとは反対なんだけど目玉焼きみたいなニンジンのスープが見た目にもよくて食欲そそる。
ほんと芸が細かい。

新型コロナの影響はディナーに関しては今のところないらしい。
田舎でよかったと彼は言う。

町のレストランは客足が遠のいているようだ。
町まで出ずに歩いて行けるところでしかもリーズナブルなプライスでこんな食事ができる店があるんだから、そりゃ、地元民は行くわな。

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ぼくがチョイスしたメインはハンバーグ。
妻はマロンポーク。
パンは近所のパン屋さんのバケットと自家製フォカッチャ。
もちろんおかわり。

妻が今日はぼくの誕生日であることを伝えた。
店に入った時にすぐさまおめでとうございますと言ってくれたんだけど、それは息子のこと。
SNSで見て祝いの言葉をかけてもらえることだけでもすごくうれしいこと。

デザートつけますか、と尋ねられて、はいと答えた。
イチゴのタルトをチョイス。

しばらくして運ばれてきた皿がひときわ大きかった。
ロウソクまでついて。

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1月にこの席で結婚記念日と伝えたら同じようにチョコで字を書いて祝ってくれた。
こういうお店が近所にあるということ。

独立して自分の店を持つ喜びと、店を守る責任と、地域で生きていく覚悟と、あれやこれやとわかりあえる人がこうしてそばにいるということ。

人とのつながりって、こういうのかなあって思う。

ただうわべで形だけのお祝いを受け渡しするんじゃなくて、心が動かされるやりとり。

こういうのこそ、大切にしたい。

幸せだなぁって思った。

トップの写真は今日の明石海峡大橋。RICOH GR DIGITALⅢで。
風がきつくて寒かった。

料理はiPhone11。

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