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おなかいたい

うちの犬が珍しく元気なくて、ちょっと心配になった。

金曜日くらいから、兆候があった。そして日曜夜、けっこうたいへんで、妻が心配で心配で眠れなくなった。

月曜日、娘が動物病院に連れていってくれた。

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もうすぐ8歳になる犬。これまで病気はほとんどすることなく元気に過ごしてきた。

病気はしてないけどひやりとさせられたことはある。交通事故。車に轢かれたことがあって、その時は焦った。

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でも、こいつはなかなかタフな奴で、擦り傷はあったけど、わりと平気で、自然に治ってしまった。後遺症なし。もちろん骨折もしてない。

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悪いことして叱られてもあんまり響かない。前の犬はメンタルが弱くてすぐ凹んでたんだけど、こいつは凹むということを知らない。

そういうとこ、強くたくましく生きていくためにはとっても参考になる。打たれ強いというんじゃなく、打たれないのである。打たれている自覚があんまりないというか、打たれてることわかってるのかもしれないけど、まったく気にしないのだ。

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だからお腹壊すと何か悪いものを食べたな、と思うわけ。神経質なら胃腸にくるからね。

今回は下痢がひどくて血便まで出た。だから心配になった。心配性の妻だから、うろたえた。

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お腹の調子が悪くなると草を食んで嘔吐する、という行為をする。自衛手段なのかどうかはよくわからないけど、よくするから、ああまたか、というくらいなもの。

金曜日にそれやってて、でも嘔吐した胃液の色がいつもより濃い黄色だった。

ちょっと気にはなったけど、それほど深刻には受け止めなかった。だけど、もしかしたら兆候だったのかもしれない。

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家の中のあちこちで粗相をしてしまう。お腹壊してきっと痛みもあるんだろう。そして排泄物が赤くて鉄のにおいがした。かわいそうに。

日曜の夜はちょっとたいへんだったね。

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元気がないと、いつにも増して愛おしくなる。

病院で点滴してもらって、獣医師からは大腸炎の診断を受けた。動物病院はうちの職場の向かいで、馴染みの先生だから、お礼がてら仕事帰りに寄った。心安い先生が近くにいるというのはありがたいこと。

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月曜の夕方にはちょっと回復傾向あり。よかったね。昨夜ろくに眠れなかった妻はホッとして早々に寝落ちしている。

前の犬は8歳の誕生日を迎えることができなかった。だから、この子には長生きしてほしいと強く思っている。

車に轢かれても驚異的に回復した犬だから、きっと大丈夫。こいつは不死身だ。明日の朝、ウキウキ散歩に出かけることができるはず。

それにしても、弱った時の顔も、かわいいものである。

ハライタイさえも言わない犬だから心配で狼狽える飼い主

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