日本一のJR駅密集地帯
下図の「い」地点を中心にして半径1km圏内に7駅。
同じく「ろ」地点を中心にして半径2km圏内に13駅。
さらに「は」地点を中心にして半径2.6km圏内に18駅。
全部JR(東日本)の駅だ。行政の区域で言うと、横浜市鶴見区と川崎市川崎区にあたる。
1kmなら余裕の徒歩圏だ。2kmでもなんとか徒歩圏だ。2.6kmでも頑張れば徒歩圏だ。
ところで、それら18駅のうち、15駅が無人駅だ。18駅のうち駅員が居るのは川崎・鶴見・尻手の3つだけで、他は全部無人駅。(八丁畷駅は、京急の駅員は居るが、JRの駅員は居ない)
さて、この路線を電車で一通り踏破するなら、平日の朝か夕方に限る。鶴見線(鶴見ー扇町、鶴見ー大川、鶴見ー海芝浦の3路線)と南武線支線(尻手ー浜川崎)の乗客のほとんどは京浜工業地帯の埋立地に向かう労働者だから、通勤ラッシュの時間帯には本数がそこそこ多いが、平日の昼間や休日には本数が極端に減ってしまうからである。
川崎発着で上の全駅を一通り巡るルートを作ってみた。『JR鶴見線と南武線支線、乗り尽くしの旅』である。《平日の朝の例》では通勤ラッシュを肌で感じるために、鶴見駅から鶴見線に乗り込むように組んでみた。《平日の夕方の例》ではそれと逆回りで、工業地帯の夜景に向かうように南武線支線の方から入り込んでみた。
乗り継ぎが良いものを選んでみたが、乗り継ぎ時間が長ければ駅付近を散策するのも良さそうだし、駅間が近いので電車を待たずにのんびり歩くのも良さそうだ。まぁ適当で良いのだろうけれど、注意点が2つある。
鶴見線の終点の1つ「海芝浦」ではホームから改札の外に出られない。そこが東芝の工場敷地だからである。だから、折り返しの電車で、もしくは次の電車を待って次の駅「新芝浦」より先に行かなければならない。
なにぶんにも運転本数が少ないので、乗りたい区間があるなら、あらかじめ時刻表で調べてからにした方が確実だ。
駅間の距離も気になって、調べてみた。次の数は、JRの営業キロである。
費用は結局のところ数百円もあれば十分だろうけれど、正確な運賃を算出するのは難しい。
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〜 鶴見 と 川崎 〜
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▷ 夕暮れの工業地帯とJR鶴見線
▷ JR鶴見線で行く、自分探しの旅
▷ 鶴見という街、そしてコーヒー事情
▷ 川崎工場夜景
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