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横濱媽祖廟の女神さま、註生娘娘が素敵!

(上の見出し画像は台湾の媽祖廟)

 横浜中華街にある横濱よこはま媽祖廟まそびょうに子宝の女神が祀られている。その名を「註生ちゅうせい 娘娘」という。
 さて「註生」の読み方は日本語のそれと同じだから問題無しとしよう。問題は「娘娘」の方だ。この漢字の訓読みは分かるが、音読みが分からない、知らない。
 ところで、和製漢字の多くには音読みが無い。たとえば「わくなぎむ」など。そのことから類推するに「娘」は和製漢字なのか。
 音読みはもともと中国での読み方に由来するものだから、日本で作られた漢字に音読みが無いのはむしろ自然なことだ。「良い女」だから「女へんに良い」で「娘」、いかにもありがちな作り方だ。
 と、ガタガタ言ってみたが、中華街の寺院にあるんだから、間違いなく中国の神様だ。もともと中国各地にある廟だから、紛れもない中国の漢字だ。だから当然、中国語の読み方があるはずなのだ。
 しかも同じ文字が2つ並んでいる。
 さて、なんと読むか。横濱媽祖廟に行けば分かる。漢字の意味にピッタリ合う、とても素敵な音だ。幸せな気分にさえなってくる。下の写真を(拡大して)ご覧ください。

※ 中国・四川省の6,000m級の山に四姑娘山スークーニャンシャンがある。4つの峰を四姉妹に見立てて、そういう名前がついている。風光明媚なところとして観光地にもなっている。ジャイアント・パンダの故郷でもある。ここにも ニャン の文字がある。
 でもやっぱり2文字並べて 娘娘ニャンニャン がいいよね。

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