辞世の句、そしてAI
知り合いが1週間ほど入院していて、先日退院しました。何度かAI談義した仲間です。彼から聞いた話です。
彼の隣のベッドに入院していた年老いた患者さんが辞世の句を詠んで看護師さんに伝えたそうです。看護師さんは若い人で、その句の意味が分からない。そこで Chat GPT に尋ねたそうです。初めに患者さんの年齢や容態など基本情報を書き込んで、その句は「どういう意味ですか?」と。
それを受けて Chat GPT の反応は「お気の毒です。心中お察し申し上げます」から始まって、続いて句を解釈して説明してくれた。
続けて看護師さんは「患者さんにどのように接したら良いか?」と尋ね、それをヒントに患者さんに応対した、と。患者さんは数日後に亡くなられたそうです。
病院は知っておくべき知識が膨大で、これまではその都度本で調べたりしていたそうですが、今では「AIに聞いた方が早い」ということで、その病院では関係者みなさん当たり前にAIを使っているそうです。
先ほどの看護師さんは、患者さんと真摯に向き合うために、患者さんの想いを理解したい一心で、迷うことなくAIを使ったのだろうと推察します。看護師さんとAIの見事な連携プレーですね。
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