ChatGPT×エクセル、使い方の例

　ChatGPT 4（有料版）で使える Data Analyst で何が出来るのか、いろいろ試している。
※　以下の使い方、2024年5月前半までは有料版の ChatGPT-4 で使えていた機能だが、5月14日に発表された最新の ChatGPT-4o でも一定の容量までは無料で使えるようになった。（2024.5.21改定）

〈例１〉 データを繋ぎ合わせる

• 「都道府県別人口ランキング」と「都道府県別面積ランキング」の２つのエクセル・ファイルを ChatGPT に放り込んで（Drag & Drop）、「都道府県別人口密度ランキング」のエクセル・ファイルを出力させる。

　人口ランキングと面積ランキングでは都道府県の順番が異なるので、
　　① 同じ都道府県のデータを繋いで、
　　② 都道府県ごとに人口密度を計算して、
　　③ 人口密度の多い順に並べ替える
そこまでを ChatGPT が自分で判断してやってくれたわけです。

　　　　　人口　　　　　　　　　　　　面積
１　東京都　14,099,993　　　１　北海道　78,418.57
　　　：　　　　　：　　　　　　　：　　　　：
47　鳥取県　　 537,318　　　47　香川県　  1,876.87

　この場合（↑）は都道府県の区分が明確だから、出来ました。でも、これを国別でやろうとすると、意外と難しいかもしれません。国の区分が曖昧だったり、国名の表記が統一されているとは限らなかったりするからです。いや、ChatGPT 君なら意外とやっちゃうかもしれませんね。どなたか、ぜひ試してみてください。
　ちなみに、この操作は「Vlookup 関数」を使えばエクセル単体でも出来ます。私と ChatGPT との実際のやり取りはこちら（→ 人口密度ランキング ）をどうぞ。なかなか楽しいやり取りをご覧いただけます。

〈例２〉 データを整理する

• 受講コースが３つあって、何期かに渡って大勢の人が受講している。いま現在〈表１〉の形でデータ化している。それを〈表２〉の形に整理したい。

　さて、ここでみなさんに考えてほしいのです。〈表１〉の形を〈表２〉の形に直したい場合、あなたは ChatGPT に対してどんな指示（プロンプト）を与えますか？
　ちなみに、データがたくさんあると、この作業をエクセル上で直にやるのは結構大変な作業になりそうです。でも、ChatGPT を使えば、エクセル・ファイルを放り込んで（Drag & Drop）、日本語で指示を与えれば良いわけです。上手くいけば、だいぶ楽ですね。
　でも、言い方を変えれば、ChatGPT を使う際に、指示の与え方がとても大事になるのです。私は次のように（→ 受講コース一覧 ）プロンプトを書きました。ご参考までに。

〈例３〉 文字列を切り離す

• WebページやPDFファイルなどの表形式のデータをコピーしたいとき、エクセル上にペーストすると１行内のデータが１つのセルに全部入ってしまったりして、期待通りにコピペ（Copy＆Paste）できないことがある。
  そんなとき、元の表形式に戻したり、もしくは必要なデータだけを抜き出したりしたい。

　実際にいろんな場面でやってみると、元の列のデータ同士の間にスペースが入る場合もあれば、スペースも入らず「どこが区切りかも分からない」場合もありました。また、複数行・複数列のデータが全部１つのセルに入ってしまって、ひたすら横に長く表示されることもあったりと、時と場合によってマチマチでした。
　それらどんな場合にでもたちまち解決してくれる魔法の言葉（プロンプト）があるのかどうかは知らないけれど、そんな無謀なことを考えるより、目の前に現れた「つながった文字列」から必要なデータを抜き出すことを、ここでは考えよう。

（※　以下、未完成。もう少々お待ちください。。。）

▷ 世界の統計 2024（総務省統計局）
（→ https://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.htm ）

　さて、ここでみなさんに考えてほしいのです。〈表１〉の形を〈表２〉の形に直したい場合、あなたは ChatGPT に対してどんな指示（プロンプト）を与えますか？
　ちなみに、データが多い場合、これも手作業でやったら途方もないことになりそうです。ChatGPT が上手くやってくれるなら、とても嬉しい。
　私は次のように（→ つながった文字列を切り離す ）プロンプトを書きました。ご参考までに。

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