2022/12/11 ルカリオHR争奪戦優勝者による感想ノート。
こんにちは おもむきと申します
おまえだれやねんだと思うので自己紹介。
白銀漆黒からポケモンssシリーズを買い始めて、スターバースからジムバトルなどに参加し始めたいわゆるガチ対戦経験一年未満の初心者です。
主な戦績と言えるものはほとんどありません CL参加歴無し。 シティリーグは10月に初参加 4-1で予選敗退。9位でした。
こんな残念な成績の私がなぜルカリオ争奪戦で優勝できたか。
それはほぼ運です。
ただ運は運でも選択肢を間違えて運ゲーになることと、相手の上振れによる運ゲーは天と地ほどの差があります。シールド戦の性質上ほとんど同じカードで戦うことになるであることが予想できるため、その同じのなかでどうやって差をつけるのが大事か、をここに書いていこうと思っています。
1 大前提
まず、強いカード 弱いカードの区分けをしましょう。強いカードがあるのに弱いカードを選ぶのは勝ちを捨ててると同義です。絶対にやめましょう。
あとこのゲーム、Vを取るとサイドテンポが非常にいいですが、個人的にはVはワンパンできないなら放置した方がいいと考えます。小物でひたすらサイドを進めて、最後にセレナでVをワンパンするように立ち回ると負けにくくなります。ただしVSTARになるポケモンはVの状態なら倒せる場合は最優先的に倒しましょう。
そして大事なダメージラインが存在します。
HP 70 100 130 160 220
この5つです。ここまで打点がでるかどうかが非常に大事になります。覚えて置いてください。
いわゆるティア表の画像を添付してます。それを解説します。左から強い順と考えてもらって結構です。同じランクにしていても強さに差はあります。
S 最強カード
このカードたちはこの大会においてほぼ必須と言えるカード達です。どれも引けないとなるとかなり厳しい戦いとなるでしょう。覚悟してください。
ドーブル
こいつがデッキの軸です。エネルギーが重めの強力なアタッカーが非常に多いので0枚だとお通夜です。半分あきらめましょう。
とはいいつつ0枚の可能性もあります。0枚だった時に採用してはいけないカードというのがあります。それはその時に解説します。
基本1枚と考えてパックは剥きましょう。基本的にはでたら出ただけ入れてOKまあ多くて3枚だとおもいます。あとはトレーナーズとの兼ね合いもあるのでもしたくさん出てもドーブルだからといれすぎには注意しましょう。
ザマゼンタ
最強のアタッカー 文句なし 何やっても強いです。
主な役割はドーブルが倒された返しにポケモンVをワンパンする。これが本当にデカい。得にレシラムを場に出させない圧力があります。後で解説しますが、レシラムをワンパンできるのは現実的な話だけするとアローラロコンVとこいつ、あとはジャローダのVSTARパワーだけです。
そして忘れてはいけないこいつのヤバイポイントが素点がなぜか100あることです。今回のシールド戦 100ダメージの圧が非常に高いです。ドーブル、ヤトウモリ、ペラップ、ヒンバス、ルージュラといった前で終わりやすいポケモンをワンパンしていきます。他の非ルールも130前後のHPが非常に多いため、後述するザシアンやミロカロス、かがやくフーディンと非常に相性が良いです。ただ100の時は相手のザマゼンタは殴らないようにしましょう。それほぼ意味ないです。
というわけで非ルールにも強く、Vの牽制にもなる、なのに取られるサイドが1枚、セレナで不意に倒されることもないといったはっきり言ってぶっ壊れカードです。採用しない理由がない。
レシラムV
汎用性の塊 ドーブルとほぼ同じ役割をこなしつつ、相手のポケモンをなぎ倒していくことができるとても便利なカードです。
ただしデメリットとして、セレナで強制的にサイド2枚持っていかれる可能性があること、カイオーガ+ミロカロスなどでベンチにいても倒されてしまうこと、相手にザマゼンタが居る場合にアタッカーになれないというものがあります。その場合はおとなしくドーブルになってベンチにほかのアタッカーができたタイミングで入れ替えや逃げるでいったんベンチに引くことをお勧めします。と明確なデメリットがあるため、個人的にはザマゼンタのほうが評価が高いです。が、このルールではぶっ壊れた強さを誇っています。引いたらぜったい採用しましょう。
A 一部の敵に明確に役割がある。もしくは条件が整ったときの使いやすさが高い。
エンテイ
対ザマゼンタ特化型ポケモンです。引いたら絶対入れましょう。ほのおエネルギー無しでもいいです。ほかにもそこそこの打点でドーブルペラップヤトウモリキルリアを倒せるのも非常に良いです。小物をエンテイでとり続けるだけで勝てる試合もあると思います。炎エネが入るデッキだと扱いやすい特性でペラップが不要になることも高評価。これも後で話しますが、ペラップは弱めです。
ボルケニオン
基本的にはエンテイと同じ役割です。
ただし、エネがほのおに寄るので、デッキ次第では採用できないこともあるので要注意。レシラムかホウオウと一緒にでたら採用しましょう。
HPが130でミロカロスのメローウェーブ60を弱点込みで倒れないのがエンテイとの差別点です。基本的にはエンテイのほうが使いやすいです。
ただし水エネが一緒に入るデッキになると突然メインアタッカーになります。マギアナ、ジャローダ、ザマゼンタなどの重たいポケモンを倒せるので、デッキ次第では大切に扱いましょう。
かがやくフーディン
かがやく枠最強
といいつつ実はそんなに強くはない。ただし、エンテイやボルケニオン、ザシアン、フリーザー、ミロカロスといった中打点組と相性が良い。特にレシラム軸のアローラロコンが本当にキツイので、HP130らへんのミロカロスなどを2パンで倒すときにあらかじめ20ないし40点移動させておくとレシラムでワンパンが容易にできるようになるのでそれ専用といってもいい。かがやくアマージョには注意。
ホウオウV
ワンパンできるのが5色ホウオウと、ジャローダのVSTARパワーのみというハイパー耐久力の持ち主。
前述したとおり100の最低打点があることと打点の上乗せができるため4色付けたときにホウオウV以外のポケモンVを倒せるのが高評価。ただし理論値高すぎてだいたい実現しないので、2色+ダブルターボで相手の攻撃耐えつつHP130前後の1進化組や伝説たねポケモン全般をなぎ倒していくポケモンになると思います。基本エネ2色4枚でザマゼンタも取れます。それもめちゃ強いです。なのでホウオウでたからって無理に4色入れると事故ります。他に出たカード次第なとこがあるので慎重に扱いましょう。
アローラロコンV、VSTAR
VSTAR枠のなかで唯一 Sランクアタッカーに有利が取れるポケモンです。
他にもクチートやホウオウなどからの攻撃も防げるため、相手次第では詰ませられます。160の打点も小物取りに優秀でザマゼンタを取れるのはもちろん、ターボでうごかしても140でるのでカイオーガにベンチを荒らされてもサイドテンポが遅れないのがよいです。
ただしアローラロコンVの状態はどうしようもないほど弱いため、出すのは進化できるようになってからか、相手がセレナを消費しているか、手札が明らかに少ない場合にしましょう。(手札読みは非常に有効です。特に4枚以下の時にエネ貼るだけとかだった場合はロコン基本出し得です。セレナのドローを優先しないとまともに動けないか、セレナが無いことがほぼ確定するのでロコンを呼んでる暇がない場合が多い)
Bランク 得に有利な対面が存在するわけではないが、適当なタイミングで使えれば有効になる。
ジャローダV、VSTAR
エネルギー効率が非常に高い。HPが高く、レシラムと水エネ付きのボルケニオン、ジャローダの5エネVSTARパワーからしかワンパンされないため、手張りだけでもなんとかなるデッキが作れる。ドーブル難民の救世主。
序盤に使って、ジャローダで小物2枚取って、後続につなげるか、サイド2枚目にとってその時にエネを集めてVを前に出せなくさせることができる。
ザシアン
ザマゼンタと同じ鋼エネを共有できる。バトルレギオンは先攻ヒンバス前エンドの甘えを狩ることができる。前述の通り100の打点を持つ非ルールは非常に優秀。下技はクチートVとロコンVを弱点込みでワンパンできる。
最大打点が小さい代わりに細かい打点がだせるザマゼンタという感じ。ザマゼンタと一緒に対策されるのが難点。
フリーザー
ザマゼンタ対策のエンテイとボルケニオンを取ることができるほか、ドーブルヤトウモリなどを先攻2ターン目に取ることができる。カイオーガとエネが共有できるため、70+180でアローラロコンやホウオウを何もさせずに倒せる可能性が高いのがよい。
カイオーガ
最終番自分の残りサイド1の時に相手がVSTARを壁にしたときに貫通できるのがよい。ロコン、ミロカロス、フリーザーと優秀な中打点組が多いため一式そろったなら水軸に大きく寄せてもよい。Vは無傷だとなにも取れないため、過信は良くない。
ヒンバス ミロカロス
ミロカロスは進化したらAランク相当の強さはありますが、ヒンバスが貧弱過ぎてカードを2枚入れて採用するかと言われれば微妙というのが正直なところ。2-2で入れることができると再現性が上がり、非常に強力な省エネアタッカー+60眠りのワンチャンスがつかめる良アタッカーになる。ヒンバス前にするなら絶対進化しましょう。先攻でバトル場前で終わるとザシアンが殺しに来ます。ドーブル難民の救世主。
C あまり採用したくはないが、他になにも居ない時にしょうがなくはいる枠
かがやくアマージョ
基本的にかがやくフーディンや水軸対策になる。
しかし環境の中心は高打点押しつけなので有効になる場合が少ない。
エンテイやボルケニオンについでに倒される。
ペラップ
逃げエネ0のたねポケモン
だけです。技を打つとサイド簡単に取られるのでエネもつけないほうがいいです。10点が生きる展開もほぼないです。
レシラムがコイン裏だと入れ替えないと技連打できないのでその際にふりそでから出てきて逃げることができるのは良い。がほのおにはエンテイが居る。
マギアナV
VガードとセットでA+ランク相当の強さです。サイドいっぱい取られる代わりに相手に倒されなくとも220が連打できるザマゼンタ。かなり強い。 ダブルターボでBランク。レシラム、ジャローダがワンパンできなくなる。レシラムを取れないとザマゼンタの劣化になってしまう。この時点で怪しい。 特殊エネが無いとD以下 でかいだけのザマゼンタ。
クチートV、VSTAR
ザマゼンタに弱い上に特に有利対面もないが、VSTARパワーが強いアローラロコン
ザマゼンタを先にVSTARパワーで取っておくプレイングが必須になります。
ザマゼンタが居ない場合は相手のかがやくポケモンや、HP130の中打点アタッカーを取るべし。あとは90点をドーブルなどに押しつけていくとまだ戦える。
D 基本的には採用しないがデッキ次第ではバランス調整で入る可能性がギリギリ残ってる枠
かがやくジラーチ
究極の運ゲー コインに自信があればSランク 実際はなにも出来ずにサイドを1枚上げてデッキの安定感を高めるカード。後手で技を使いたいドーブルと相性最悪。基本テンポが遅れるので弱いです。
ルージュラ
1ターンもらえる可能性があるカード。鋼軸のデッキにはだしてはいけない。ザシアンザマゼンタが100点だしてきます。技は相手のHPが70組はマスキッパの毒+やけどの30を与えておくと素点10+追加効果で倒せます。序盤弱い+ドーブル出せないときの最終手段。
マスキッパ
省エネ打点補助ができる。相手のジャローダに30点乗せておくと自分のジャローダやホウオウが相手のジャローダをたおしやすくなります。ジャローダやホウオウを軸にするデッキの残り1枚どうしようって時に採用するとマシ。 ドーブル難民の救世主
ザルード
貴重なベンチ呼び出し技を持つため、ボルケニオンなどの逃げるエネルギーが重たい相手を呼び出して、1枚サイドがもらえるかも。その間に後続の準備をしましょう。ジャローダと一緒に採用が前提。
ミュウツー
エネ加速ができつつ、180というそこそこの打点がだせる。しかし、エネルギーのトラッシュ手段がないため、加速は現実的ではない。さらに、下技の追加効果はザマゼンタのかたきうちとほぼ同じ追加効果でサイドを取られてるか、前の番に倒されているか。ミュウツー自体は生きても2ターンなのに、倒すの2パンだと相手の準備時間を与えてるだけ。なのに超エネルギーという使い道に乏しいエネルギーが必要なため、デッキの総力がさがってしまう。ホウオウの色に困ったときに超エネとこいつが入るかも、、、???打点が高いからギリランクインさせたが、100回やって2回入れたらいい方。ほぼ使わない。
ヤトウモリ エンニュートライン
Sランク(笑) ヤトウモリで1枚たねポケモン置いてもしょうがない。ドーブルでのエネ加速1ターンが必須と言われているのにそんな悠長なことしてられないと思います。
省エネ技でやけど込み80は相手の後攻1ターン目でパレットしたドーブルを倒すことができますし、やけどで倒すのでザマゼンタのかたきうちを耐えます。
こう書くと強そうにみえますが、これ先攻じゃないと成立しない関係でヤトウモリがなんにも活躍しない上にバトル場スタートしてなおかつエンニュートを自引きしつつエネ2枚をエンニュートに手張りしないとダメで試合テンポが結局遅れます。そして下技はザマゼンタをワンパンできません。素点60×弱点2=120から特性で-30 90ダメ やけどで110点です。ゴミ。
後攻を取ると先攻2ターン目にヤトウモリが取られるのでエンニュートが機能しません。ほのおはアタッカーがほかに豊富で優秀なので採用しないほうが賢明です。が、レシラム引いたけどほのおがほかになんにもいない時に省エネ枠でギリ採用が見込める程度です。
範囲外のポケモンで一部補足
キルリア
技は弱いから打たない。特性はただでさえ少ないカードプールでリスクのあるトラッシュはしないほうがいい。何を捨てるんだ?サポートが2~3枚かつ、進化ラインが2-2で出てどうしてもエンジンがないと起動しない場合でC以上のポケモンが6匹しかいません!ってなったら採用してもいい。そんなことはありえない。
ギギギアル
立てば強い。が2進化はそもそも進化無理。
複数枚出ても、ポケモン枠使いすぎ。邪魔
ハッサム
1進化のかわりに、エネがなんでもいいボルケニオン。
役割は似てるが、ボルケニオンのいいところはドーブルからの即効性であって、進化要求はVSTARの強さですら微妙なのにボルケニオン枠に2枚もカード使うのは無駄。
ホエルオー
1進化のわりにレシラムの対策のついでに倒される。中打点組には強いが、180の打点が無駄になることがおおいのにエネが大量に必要で、うごかしにくい。どうせ180与えるならカイオーガで任意のポケモンに当てたほうがつよい。
以上 各ポケモンの評価でした。
2 デッキの組み方
ルカリオ争奪戦のデッキあがりシートというものには
ポケモン15枚 トレーナーズ10枚 エネルギー15枚
が目安としていますが。
これは真っ赤なウソです。
私の基準では
ポケモン 9~10 トレーナーズ 9~11 エネルギー 19~22
です。
開幕で手札7枚とサイド4枚とドローが1枚 計12枚が対戦開始にはもう山にはないんです。28枚の山札から5枚見て、2~3枚のエネルギーを安定してつけるにはデッキの2/1以上はエネルギーでなければなりません。
となるとデッキの半分はエネルギーにしておこう。となるのです。
ポケモンの選定基準
サポート要員は基本ドーブル、フーディン、のみ。
1~3枚
デッキの軸となるアタッカー レシラムやザマゼンタ、ホウオウ、ジャローダ カイオーガ 3~4枚
中打点や足りない打点を補う枠 エンテイ ボルケニオン、ザシアン、ミロカロス、フリーザー、ロコン 3~5
トレーナーズ 全部入れてください。
緊急ゼリーのみ、不採用でOKです。フリーザーが居れば、フリーザーの枚数入れてもらってもOK。ただし、フリーザーが戦い続ける前提のカードなので相手依存で効果が発揮しない可能性を考慮する必要があります。ペインスプーンによる打点ずらしなど。正直フリーザー居ても入れなくてもいい。
以上で各カードの解説やデッキの組み方を終わります。
あとは正直当日のカードの引きと運が99%くらいなので、失敗しないデッキづくりができるようにがんばりましょう。
事前準備
つよいカードが何をしてくるか、次の番相手はなにができるかを考えることで万全の対策ができます。
そのため
S,A、B、C、のカードくらいは暗記しておいた方がいいです。
勝ったら運ゲー 負けたらたまに実力
これがシールド戦です。↓参照
最後に
私のデッキリストです。リンク先のTwitterの1枚目。
ほかの方の全体のプールは分かりませんが、私のは全体的に攻めに寄ってると考えています。このほうが勝ったら運ゲーののなかでも勝ちやすい運ゲーになると思っています。
対戦いただいた当日のみなさまありがとうございました。
これからも精進していくので応援よろしくお願いします。
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