ステージⅣのガン発覚について(その2)

前回の投稿から随分間があいてしまった。生来の無精者で申し訳ありません。

前回記事で書いたとおり、最初に入院した総合病院から2020年の11月25日に転院したわけだが、最初に入院して急性胸膜炎の診断を受けたとき、やはりガンの可能性を疑わざるをえず、ネットで情報を調べたりしていたのだが、その中でガンが原因で急性胸膜炎を発症した場合、通常は予後が悪い旨の情報があり、できれば肺炎からのものであって欲しいと思いながらも、肺炎的な症状の自覚も全くなかったので、かなりガンの可能性が高いのでは?という不安があった。
そうした不安を抱えた状態で転院することになり、転院先の病院で細胞切除して病理検査を受けたわけだが、その前にまずその時の症状としてきつかったのは急性胸膜炎による呼吸苦だったので、その治療を受けることになった。それで転院後の主担当医は呼吸器内科の先生であった。
具体的には胸にたまった水をチューブで抜いていくが、一度に抜くのは体にかかる負担が大きすぎるので1日500㎖づつ水抜きしていく、胸水コントロールなどの精査加療を行い、検査としては採血、レントゲンなど。その間に病理検査も進めていくという入院計画である。
それで当初はルーチン的な治療となり、早朝に採血と水抜き、その後レントゲンを撮って呼吸器内科の先生の回診を受ける、といった流れが2週間ほど続くことになった。
水抜きのため胸にドレン管が入っていて、呼吸苦でもあり、ほとんど動けない。トイレだけは頑張って管をつないだままいったが、歯磨きもできず、この間に歯槽膿漏が随分進んだ。
それと困ったのが病院食がとにかくマズくて食べられなかったことで、出される食事で普通の味がすると思ったのは朝食のクロワッサンと牛乳、付け合わせの缶詰フルーツくらいで、他は腹が減ったと感じてはいても、口に入れたとたんに食欲が失せるというのが正直なところであった。
12/1の夕方の回診で胸の水が全部抜けたら接着剤を入れて、管を抜くようになるとの説明を受け、そうなればだいぶ身軽になるはず、という感想を持った。その後12/4にまだ少量の水が出ていて接着剤を入れてもうまくくっつかない可能性が高いので、もう少し待ちたいとの説明。
そして同じく12/4に病理診断の成分検査の結果が出て、やはりガン化細胞が見つかり、診断がほぼ確定になったという。胸水の管が取れたら、担当医は腫瘍器内科に移ることになるとのこと。
その時の感想は
「やはり聞いてみると、出て欲しくはなかったんだと思う。手術ですぐ取れるようなものでもなさそう。」というもので、まだまだ全然見通しが甘かった。
その後も水抜きは続き、最終的にトータルしてみると7~8リットルくらいの水を胸にためてたことになるってことがわかり改めて驚いた。
そして、12/7にやっと水抜きが終わり、ドレン管を抜いて喜んだのもつかの間、この日の14:50に腫瘍器内科の先生に病状説明を受けることになる。
これについてはまた稿を改めたい。

たびたび申し訳ありません。今度はなるべくすぐ書きます。

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