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〜リアル生活との同期 2〜
VRゴーグルを被り異空間へ向かい、コントローラーを操り目的の場所へ向かう。それはまさしく刺激的で今にも大切な人へ感動を共有したくなる体験である。
しかし残念な事に、他人から見たらVRゴーグルを被りコントローラーを振り回し、何かわけのわからない事を呟いている姿は、奇妙を通り越して不安さえ与えてしまうのが一般的でしょう。
それはそう、私だって同じ立場なら少なからず同じ事を思ってしまうだろうし100歩譲ってもポジティブには受け取れない。
例えるなら目の前で携帯で通話をし始められる感覚に近いのかもしれない。何かの学術的な研究結果が出ていただと思うが、あれは本当に嫌だ。通話先の台詞が気になって仕方ない。
VRを体験すると言う事は、極端に言ってしまうと、まさにその嫌な事をやる事になるのだと私は考えている。だから工夫が必要とも。
その答えの一つが予め「VRを体験してくるね。」と一言家族に伝えてから、部屋に入るなりリビングでビートセイバーをやるなりしている。
私のパートナーは理解ある人で、私のロールプレイに付き合ってくれるタイプなので、上記の言い回しは「今からVR空間にダイブしてくるね♪」※1と、普通に考えたら厨二全開なトークにも対応してくれて、ある意味フランクにリアルとバーチャルの同期がなされている(これは絶対に習慣にしようと決めていた。)
仕事でも家でも、携帯で通話を始める時は一言断るし、外出する際はやはり一言どこどこへ行ってきますと伝える。
何気ない所作なのだけど、実はVRについてもとても大切な事のように思えます。
続
※1 ダイブするという言葉選びは、幼少の頃夢中になって読んだ漫画「TWIN SIGNAL」の世界観が元ネタになっている。
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