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季節の移ろいを感じる日々 5月のノーモアレイン

最近の僕の腕。一年前より遥かにたくましい。スタイルの良さも相まってハーフパンツ姿も決まっております。最近はほぼハーフパンツです。花崗岩でハーフパンツは怖い?いやいや、落ち方が上手になるかもよ?そこの落ちるの下手なあなた。やってみてはいかがですか?


ー本題ー  季節は信じられないくらいに早く進んでいる。私の仕事は農業、生き甲斐はクライミングだからわかるんだ。まだまだ暑いけど、6月末のあんな暑さは消え去った。そろそろ登りたい素晴らしき課題達と向き合うときがやってくる。

もう4ヶ月も経ったのか。ノーモアレインが登れてから。この課題はほんとに楽しい課題だ。

Cさんが頑張ってやってると聞いたのは2020年の秋頃だった。妹岩のイエロークラッシュをやっていた時たまたまHさんとCさんと出会ってその存在をしっかりと認識した。

いろいろな出来事があった2021年の春が過ぎた6月に挑戦する機会を得た。

「出だしは後ろの壁を使って2ピン目まで行かないでね。背低い人は届かないから下からやらないと駄目なんだけど、最初に面白いムーブがあるから。」とCさんに言われた。そう言われてやらないわけにはいかない。

ボルトの位置を考えればそれが普通なんではないかと思う…

オンサイトトライ。初っ端のムーブは出来たがなかなか辛くてスリリング。下部はグイグイと行きたい所だけど、初めてのトライではそうはいかない。結局核心で落ちてしまい、情けないことにその日は核心を越えることは出来なかった。

10月に一度行って全ムーブを解決。あーこれは長引きそうだと思った。そして11月に行ったときはもう余りの寒さにヌン掛けすらままならずそそくさと撤退。相方さんはまるで吹雪くアイスのビレイ中かと言うくらいガタガタと震えていて申し訳ないことをしたと思っている。

年が明けて5月。その日は周りの強い奴らに混ぜて貰って行き先もわざわざ妹岩に替えてもらった。

ジムでも岩でもすごく頑張ってきたから絶対に登れると思っていた。

核心前のレストポイントでは過去イチに身体を入れ込んで休んだことを覚えている。

間髪入れずにやってくる核心ムーブをこなしてしっかり立ち込み、クリップしてからは軽い吐き気を催したことを覚えている。

落ちたくない一心で最後のスラブをこなし、終了点にたどり着いたときは本当に本当に嬉しかった。

この日、ロープを結んだtちゃんはワンデイ出来ずに相当悔しがっていた。それもあって余計嬉しかった。tちゃん、決してけなしているわけではないよ。君が強いのを知っているから尚更嬉しかったんだよ。


下部の小核心と前傾部分、悩ましいハング越えから絶妙に悪楽しい一連の核心ムーブ。ノーモアレインは最後の最後まで楽しい!!

まだまだ僕にはやるべきルートはたくさんある。そんな僕でも断言できる。このルートはみんなやって損はない。素晴らしい小川山の5.12ルートの一つだと。

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