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つい先日のクライミングであさこまんと話していた。どんな内容だったかというとそれは岩で登るときはこれだけは守りたい、忘れてはいけないみたいなことだったかな。ちょっと忘れてきている。
そんな時、話の中に出てきたのは倉上さんでした。
ボクみたいなクライマーでも守っていきたいことは少なからずある。
ルートに対してこんな取り組み方をしなくちゃいけないって思うことはいくつかある。

この日の夕方、倉上さんの訃報を知った。
倉上さんと会ったのは二回ほどだったし話したのも僅かな時間だったけど存在と包容感の大きな人だったと思う。

ボクが最近取り組んでいるchildren's corner
というルートは必要最低限のボルト以外はNPでこなさなければならなくて、今までやってこなかったタイプの課題。
でもとても生を感じる。ランナウトに耐えて上へ上へ登る一期一会を僕はこれから味わっていきたい。
倉上さんのようなクライミングはもちろん出来ない。でも送ってくれたメッセージは受け継いでいかなければならないんだろうと思うのだ。

常にクライマーたちのなかに倉上さんはいる。
何気ない会話のなかに千日の瑠璃、そして倉上慶大の名が出てくる気がする。


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