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「るな~」「るな~」 長い梅雨が明けてジリジリと強烈な日の差し込む中をしましまねこのクックは急いで歩いていました。 後ろから呼ぶ声がまた聞こえます。「るな~」 クックが振り返ると、小さな白いお婆さん猫がよろよろとよろけながら必死に走って来るのです。そして何かに躓いて白いお婆さんは転げてしまいました。 驚いたクックは急いで駆けよりお婆さんを抱き起こしました。 「あらぁ・・ごめんなさいね。息子のルナと後ろ姿がそっくりだったの・・」 「ルナという子もシマシマの猫ですか?