2021.03.23

先ほど、ハーゲンダッツを食べた。私が人生でハーゲンダッツを食べたことなど片手で数えてもなお指が数本余るほどの滅多になかったことである。しかし今日はなんだか高いアイスを食べたくなってしまい、えいやと声を出してハーゲンダッツをコンビニレジに差しだした次第だ。
ハーゲンダッツバニラ味を食べてみて分かったが、ハーゲンダッツはとても密度の高い食べ物である。ぎっちりアイスが詰まっている感覚がある。なんなら食べていて中盤で疲れる。あんなに小さいカップでも「中盤」と言い表せてしまうほどのスケール感。爽やスーパーカップとは根底から違う食べ物と思い知らされる。色々好き嫌いはあろうが、私はスーパーカップの方が好きなようだ。特に去年の夏はスーパーカップばかり食べていたから思い入れれもある。小さいカップが6つ入って400円ほどのスーパーカップ。対してハーゲンダッツは1つ300円。俺はなんとも安い男である。しかし、俺はハーゲンダッツを食べて疲れたくない。ハーゲンダッツ食べて疲れる男、なんとも悲しい男ではあるが。


なんか知人が同性婚(パートナーシップ?かもしれない)するらしい。お祝いするべきことではあるのだが、その知人は普段から「国からあなた達はつがいですよってことを書類を用いて証明することにどれだけの価値があるのか分からない。」と言っていた人なので、今回の同性婚(パートナーシップ?)については少し驚いた。確かに自分もこの意見については同意していて、「むしろ認められない恋愛なんてかっけーよな」くらいにしか思ってなかったのだが実際に彼が同性婚(恐らくパートナーシップ)に踏み切ったということは、やはり戸籍上他人であり続けるという制度になんらかの不備を見つけてのことなのだろう。
自分自身も最近「結婚とかどうするの?」とか「将来設計は?」という、なんだか考えると落ち込んでしまいそうな質問に晒されることも増えてきた。本当は私もそういう制度のこととか将来のことを考えなければならないのだが、今はそんな余裕もないのでその手の質問をされた時はとりあえず「お前にカンケーないだろ」、「あんた誰?」と心の中で呟いておくことにする。普段からこういうこと思っていないと、いざってときになにも言えずにヘラヘラししながら逃げてしまうことになるので反復練習は大事だ。みんなも心の中にちょっと悪いギャルを宿すといい。そうすればほんとに自分の尊厳を守らなければいけない時に心の中のギャルがきっと守ってくれる。「お前にカンケーねぇだろ、つーかあんた誰?」と。

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