見出し画像

ひょんな事はそうそう無い

映画でもドラマでも
「ひょんな事から出会った二人」などどあらすじに書いてあったりして、
架空の話はそれはもうひょんなことだらけだな、と思っているのだけど、
私の人生にひょんな事が起きたことは無い、と思っている。
偶然入ったお店で劇的な再会を果たしたこともないし、
何気なく電車で話しかけてきた老婆に
その後の人生を左右される助言をされた経験もないし、
転んで助け起こしてくれた人が王子様に見えた経験もない。
そもそも転んだら自分で起きる。

もしも、私も(俺も)ひょんな事さえ起こればなぁ、
人生変わるのになぁって思ってる人がいたら、私はこう言いたい。
ひょんな事はそうそう無い。

分かりやすい所から言えば、夫と私の出会いはバイト先が一緒だった、
私がアプローチした、夫もまんざらでもなかった、
という感じのスタートである。
ひょんな事は起きていない。

次男が悩んで「学校に行きたくない」とごくごくたまに言うが、
その時は、
彼がSOSを発信した、親なり先生なりが動いた、解決した、となる。
当然、ひょんな事からあっさり解決、ではない。

長男がクラスの問題に頭を抱えていた時も、
長男に「学校の先生とは話さないで」と言われていたのだが、
担任の先生の方が私に積極的に話を聞きたがってくれた、
それに答える形で話をした、数日で解決、となった。

つまり、ひょんな事とは、
突然なんの脈絡もなく起きる事というイメージがあるが、
そういうことは私の人生にはほとんどなくて、
全ては私や周りの人たちの言動によって動いてきた、
と言っていい思うのだ。

もしかしたら、私自身が自分のひょんな体験を拾えていないだけかもしれないし、世の中には、ひょんな事の連続だ、という人もいるのかもしれないが、
少なくとも自分自身の言動を変える事は、
人生を変えるきっかけになると思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?