妊婦さんに席を譲った話。
先日、地下鉄で運よく座れた。
ふと目の前を見ると、目の前に立っている女性の鞄に
「おなかに赤ちゃんがいます」キーホルダーが付いていた。
咄嗟に「ここ座ってください」と立ち上がると
「ありがとうございます」と言って座ってくれた。
良かった、断られなかった。
目の前に立つとお互いに気まずいので、適度な距離を取った場所に立ち、吊革に掴まって目線を中吊り広告に移す。
妊婦さんを見かけたら必ず席を譲る。
私の行っている、唯一と言ってもいい善業。
通勤中も、自分の体調が悪い時以外は譲ってきた。
それが当たり前だと思ってきた。
ふと「他の理由があるのかな?」と考えてみた。
最初は、そうするのが当たり前だし良いことをしているという気持ちもちょっとはあったかもしれない。
でも今は、子供を産み育ててくれてありがとうございます、という気持ちが大きいのかもしれないなと思った。
自分にはできないことをやってくれている。
命を懸けて。
とても尊いことだ。私にはできないけど。
できないからこそ尊敬できる。
どんな理由であれ、譲れる限り今後も譲ろうと思う。
お身体、気をつけてください。
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