【祝】けんしろさんの結婚に寄せて

土曜の朝、もう少し寝ていたかったところだけれど知ってしまったからには今のリアルタイムの気持ちをせっかくなら記したい、と思って朝っぱらからタブレットとBluetoothキーボードを起動して書いております。

まずはけんしろさん、ご結婚おめでとうございます。


遡る事25年前くらいから、
「わたしがファンになった人、好きになった人にもれなく近々幸せなことが起こる」
タイプだったのであんまり驚いてはいません。
学生時代は好きになった先輩とか、同級生とか、何故か「好き!」って思った直後に別の女の子に告白されて付き合い出す…みたいな事が少なくとも記憶の中で3人はあった。(どれも初めての彼女だった)

ただ、結婚は水ちゃんが先だとは思ってたよ。笑
(発表してないだけで実はしてたりして…?)


「結婚発表」でどうしても思い出されるのは2020年の1月、ずーっと追っかけていた野球選手が結婚したときのこと。
あのときはとにかく「びっくり」がすごくて、5日間くらい何も食べられない日が続いた。
ショック、とかではなくとにかく「びっくりした衝撃」がすごくて、もう交通事故に遭ったみたいで、何かを体内に取り込む事ができなくなった。(今思えばそれはショックだったのかもしれないけど…)

私達『見る側』は、どうしても事前にそこに結びつくまでの『過程』を見る事ができない。
稀に先バレしてしまうケースもあるけれど、最近は結構そのXデーまで隠しきれるパターンも多くなってきている。

いつも思う。
「今彼女・彼氏がいるのでそのうち結婚すると思いまーす」
くらいにしれっと先に言ってくれたら、Xデーを迎えても『びっくりして何も食べられなくなる』なんてほどの衝撃がなくなるのに…と。
そんなの『見る側』の立場しか考えてない勝手すぎる話ではあるけれど。芸人は彼女がいることを公表している人も多いのでさほど難しい話ではないと思うんだよね…まぁ人それぞれか。

話を元に戻すが、それに比べたらけんしろさんの最近の『話す内容』に加えて『話さない内容』が、あからさまにそういう強いお相手がいて、そろそろなんじゃないかな?は物語っていた。

コロナにかかったとき、明けに迎えたワッギュのトークで。
家で何をしていたのかとか、ご飯はどうだったのかとか、一切彼は話すことがなかった。(ポイント①)

ワンマンで。引っ越しの話の内容(ポイント②)、脱毛の話(ポイント③)。
やたら「知り合いの女性」の話が多くて「知り合い??」となった。

ラジオで。「最近車を運転してて…」(ポイント④)
(これは完全に筆者の第六感でしかない・けど昔からやたらこういう第六感が冴え渡るタイプ。胡散臭いけど、ほんとに!)


こういった流れを踏まえて、今日のこの日を迎えて個人的には「案の定!」でしかなかったので、野球選手のときほどの頭部死球を受けた感じはしない。
まぁわたしがガチ水田勢だからっていうのもあるだろうし、年齢的に全然いつ結婚してもおかしくもなんともなかったっていうのもあるけど…
(今思い出したがその野球選手は「30歳になるまでは結婚しない」ってはっきり言い張っていたから気を抜いていたら29で結婚した。しかもデキ婚でもなかったから余計な衝撃が加わった)

これらの「もしかして」はきっと、「課金して劇場に来るファン」への、けんしろさんの優しさなんじゃないかと思っている。
きっとそうだ。


しかしながら、発表に至った場がラジオでもなく「コラム」だったのはさすがに度肝を抜かれた。さすがけんしろさんだと思った。なんか負けた。あまりにもけんしろさんらしい。スタオベ。
そのコラムでは「自分をさらけ出す」事を軸に書くと決めているから、この場を選んだらしい。
書き出しが「先月、僕は入籍をした」…ということはわたしが行った先日の仙台公演では既に結婚してた可能性があるということ・・!?
ひょえー!言ってよ!(言わない)

コラムも読んだけど、なんていうか、すんごいこそばゆかった。
終始けんしろさんらしく、いかにも彼らしい言葉で煙に巻きながらもオシャレかつクスクスと笑ってしまうような表現だったけれど、最終的には

『ラブレターやんけ…』

しか残らなかった。
なんだかものすごく照れくさくなった。自分がどういう立場でこれを読んでいるのかわからなくなるくらい、とにかく照れくさかった。思わず

『もうええわ!!』

を全身から繰り出したくなるくらい、照れくさかった。

けんしろさんをこんなふうにしてしまう女性はさぞかし素敵な人なんだろうな。

人間は最終的には「相性」でしかないとわたしは思っている。
素敵で、名前の通り賢くて、優しくて、でもちゃんと人間的にマイナスな難しいところもあるけんしろさんが、あんなコラムを書いて世に出してしまうくらいのお相手の女性。
すんごいなぁ。想像すると……なんでだろう、やっぱりこそばゆくなる。
これは前述の野球選手の結婚のときには無い感情だ。わたしをまとう「照れくさい」。どこから生まれてきてるんだろう、この照れくささは。


とにもかくにも、けんしろさん。おめでとうございます。
もう幸せなのは文章から十分伝わりました。早くもお腹いっぱいです。

わたしを牧場に引っ張り込んだあなたにはたくさん感謝しています。
わたしにとっては勝手に「面白がりながらも優しく見守ってくれるお兄ちゃん」みたいな存在。(勝手すぎ)

どうかこれから色んな事があるとは思いますが、穏やかな日々を保てるようにと祈っております。これからも面白い漫才をたくさん見せてください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?