【人財育成論22回】やる気を上げる秘策はこれだ!③欲求×感情×認知×環境
やる気、モチベーション。これが起きる構造をどう考えるかであるが、色々やる気を起こす構造の研究論文を読んできて、最新の動向を紹介したいです。マズローの5段階欲求とか、ハーズバーグの二要因理論(動機付け=仕事の内容、衛生要因=仕事する環境の2つの要因が重要)とか、ロビンズの期待理論(努力×成果×魅力)とか、目標設定理論とか、X理論・Y理論とかなんとか色々あることも確かではあります。個人の性格やDNAや色々によって違うだろ!と思ってずっと疑問を持っていましたが(笑)、
「内発的動機付け×外発的動機付け」とかいう心理学の分け方とか学んだときは、分けているだけだろ!と疑問しか感じなかったものです。そういった状況がなんと変わってきたのです。
脳科学が解明するやる気
脳科学によると、どうやら脳内で、やることのメリットとデメリットを比較衡量しているらしいのです。それがドーパミンの受容体にあるそうなのです(詳しくは以下の文章を読んでいただければ幸いです。ここでは解説しません)。
欲求×感情×認知×環境
脳が色々動いていることで腑に落ちたわけなのですが、もう1つ腑に落ちた考えは「欲求×感情×認知×感情」という4つの要素で決まるという説です。
まとめるとこういうことらしい。どれかが欠けているとやる気が起きない。人の性格・DNA・過去の経験・現在の認知・環境によってやる気の構造は違うものだけど、比較的この考え方がしっくりくるのです。
やる気と働き甲斐ってどう違う?
よく、やる気と働き甲斐は今度されがち。どう違うのでしょうか?
やる気はやる前に感じる者。働き甲斐はやってから感じられるものという。ただしこの2つの要素は関連し合っているはずです。つまり、働き甲斐がないとやる気はそもそも出ません。何らかのうまみがあるから、やる気が出るのです。そうすると外部的に影響する要因が「働き甲斐」のようです。
まとめると以下のようになります。
この5つが揃うことが必須条件で、あとはその人が持つ性格やDNA・経験、その他諸条件に影響され上下するってことだと思います。
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