乃木希典と令和元年と宮台真司

乃木希典の自殺についてご存知だろうか?
私は最近まで全く知らなかった。

キッカケはオリエンタルラジオ、田中あっちゃんがやっているYouTubeのYouTube大学。その中の文学「こころ」を解説の回で知った。

乃木希典の自殺について詳しくは是非、上記の動画を見て欲しいので詳しくは割愛する。YouTube大学の動画の中でもバツバツグングンにこの回は良いです。個人的に。

とにかく!乃木希典は明治→大正になるタイミングで妻と共に自殺します。腹を十字に切って自決します。天皇に忠義を尽くし自決するんです。理由は色々あるんですが、時代が変わるタイミングで自分自身で人生に時代にケリをつけて次の時代にバトンを渡したのだろうと思う。当時も「時代遅れだ」と批判されたりしたみたい。

確かに私達には天皇が変わって年号が変わるタイミングで忠義を尽くし自決する・・・なんて、理解出来ない。

だけどこの国には実際にそうゆう人が居たのだ。

その価値観に賛同する人も居た。

今年、5月1日から年号が【令和】に変わった。

私は何が変わった?スクランブル交差点で騒いでいる場合じゃない。私は今年で31歳になる。平成と同い年だった。平成を振り返り、新しい時代へのバトンを渡せるような準備はできている?ここまで思わせてくれたのはある人の言葉・・・宮台真司さんだ。

とある番組で宮台さんがこう言っている

「改元によってここまで空気感が変わらなかったのは近年では初めてではないか」

私はこの言葉に乃木希典の自決が被ってならない。そしてこうも言っていた

「(新しい時代が始まるとは)基本的には今までの生き方を反省するという事。昔の空気から自由になり、新しい時代を始められる。そうゆう事を理解している人は・・・居ませんよね。」

時代というバトンを渡す側も受け取る側もどちらもこの「新しい時代を始める意味」を理解しているようには思えないし、私自身も理解していなかった。

乃木希典の話を聞いた上で宮台さんの言葉を考えると、こんな無知な私でも【改元】の意味が少しだけ解る気がする。きっと本当に少しだけなんだろうけど・・・

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