マガジンのカバー画像

BOOKS

8
僕が読んだ本の概要・要約・感想をまとめたノートをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

2019年2月の記事一覧

『日本語の作文技術』要約と感想 原則さえつかめば「読点の打ち方」や「修飾語の順番」に悩まない

『日本語の作文技術』(本田勝一、朝日新聞出版)の要約と感想です。 ● 概要 日本語で文章を書く上で注意すべき点や句読点の打ち方など、学校では教えてくれない作文技術を世の悪文を校正しながら解説する。注意すべきことを原則化してくれるので非常に実践に移しやすい。1976年に初版発行、2015年に新版の発行に伴い、8章、9章が追加されています。 ● 内容 第1章 なぜ作文の「技術」か 第2章 修飾する側とされる側  かかる言葉と受ける言葉はなるべく近い方が良い。 第3章 修飾

『多数決を疑う』要点整理 多数決より良い方法とは?

『多数決を疑う』(坂井豊貴)の要点を書きだしました。主に第1章、第2章、第4章を中心に、どの集約ルールが優れているのかをまとめます。 多数決には欠陥がある  多数決は有権者の意思を正しく反映すると思われがちだが、実は全くそんなことはない。選択肢が2つの場合は問題なく機能するが、3つ以上になると票割れの問題が発生してしまう。たとえば、選挙でAとBが立候補しており、それぞれの得票率は60%と40%だとする。この時点で選挙を行えばAの勝利である。しかし、そこに新たな候補者Cが立候